恐らくTwitterを知らない人は、もうほとんどいないと思います。
それほど定番のSNSとして、すっかりお馴染みの存在となりました。
初心者からヘビーユーザーまで、現代の人々のライフスタイルに組み込まれています。
また利便性を生む一方で、様々な問題や課題も生んでいます。
そこでここでは、Twitterとは何か、今一度基本から解説したいと思います。
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Twitter(ツイッター)とは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスいわゆるSNSのひとつです。
限られた文字数の、短い文章だけ投稿することができます。
この投稿のことをツイート(つぶやきの意味)と呼びます。
2006年にサービスが開始され、2008年から日本語での利用も可能になりました。
LINE、Facebook、Instagramなどと並び、SNSを代表する存在です。
◾️そもそもSNSとは何か?その基本から課題までサクッと解説!
それでは、Twitterの主な特徴を見ていきましょう。
とても手軽でシンプル、そして非常にリアルタイム。
まさに、現代のソーシャルメディアらしいサービスだと言えます。
Twitterでは、一度に投稿できる文字数が140文字以内に限定されています。
そのため詳細な情報よりも、簡潔でリアルタイムな情報の発信に向いています。
この特性から、Twitter上では情報がどんどんと更新されていきます。
また画像や動画を添付して投稿することもできます。
Twitterの大きな特徴は、その拡散性の高さにあります。
気になった誰かのツイートを、自分とつながっているユーザーにも共有できる機能があるためです。
これをリツイートと言います。
この機能によって、特定のツイートに注目が集まると、瞬く間に拡散されていくのです。
そして今注目を集めているトレンドは、ほぼ同時に、さらに多くのユーザーに共有されていきます。
この拡散性と即時性が、Twitterの大きな特徴です。
「バズる」「炎上」といった現象が起きやすい所以でもあります。
またリアルタイムな情報が溢れているので、臨時ニュースや災害情報の収集などにも向いています。
Twitterは、日本で非常に人気を持つソーシャルメディアです。
実はTwitterは、国ごとに利用率が大きく異なります。
そして特に利用が多いのが、アメリカ、イギリス、そして日本なんです。
日本における利用者数は4500万人以上で、非常に高い利用率になっています。
SNSの中でもLINEに次いでいます。
そして有名人やスポーツ選手、政治家の多くも利用しています。
もはや国民的なソーシャルメディアだと言えるでしょう。
日本におけるTwitter人気の秘訣は、その匿名性の高さにあると思います。日本では、匿名で気軽に利用できるネットサービスは、昔から人気なのです。かつて存在した日本最大級の電子掲示板サイト「2ちゃんねる」が最もいい例です。本音と建前を使いわける、日本独特の文化にマッチしているのでしょう。
非常に便利なTwitterですが、様々な問題や課題も生んでいます。
他のSNSと同じく、どの様に向き合っていくか、社会全体で模索し続ける必要があるでしょう。
残念ながらTwitterは、様々な犯罪行為に利用されることが、しばしばあります。
性犯罪、ドラッグ売買、詐欺、違法取引など、様々な犯罪において用いられてきました。
誘拐事件や殺人事件に利用されることもありました。
ターゲットを見つけるマッチングサイトとして、Twitterを利用するのです。
Twitter上では、不確かな情報や嘘が蔓延しています。
明らかな嘘にも関わらず、注目が集まると一気に拡散されてしまいます。
また大規模な災害や事故など、社会が混乱している時に、そうしたデマは多くなります。
Twitterでは、フェイクニュースや陰謀論などが広がりやすいのです。
影響力のあるアカウントであれば、民衆の煽動も可能になります。
2021年に起きた米国議会襲撃事件は、ドナルド・トランプが支持者をツイートで煽動したと言われています。
他のSNSと同じく、Twitterでも誹謗中傷が問題となっています。
SNS上での書き込みは匿名性が高く、自分の意見を発することが簡単です。
これは気軽に利用しやすいというメリットの反面、無思慮な誹謗中傷を行いやすいというデメリットがあります。
そうしたSNS上での誹謗中傷は、年々増加しています。被害者の中には、精神的苦痛で自殺するケースもあります。
2020年にはフジテレビ系列のリアリティ番組に出演していたプロレスラーの女性が自殺し、SNSの誹謗中傷が社会問題となりました。
TwitterはじめSNSの利用には、健康上のリスクが懸念されています。
特に利用率の高い若者ほど、その影響は顕著だと思われます。
アメリカのペンシルベニア大学で、SNSと幸福度に関する研究が行われました。
研究では、SNSの利用頻度が高いほど、自己評価の低下や孤独感の増大が起きやすいことが指摘されています。
逆にSNSの利用を控えるほど、うつ症状や孤独感が軽減される傾向にあることが確認されたといいます。
またSNS上では、人は攻撃的になりやすく、そのため対立が生まれやすい、といったデータもあるそうです。
SNSには、なぜこれほどまでに中毒性があるのでしょうか?それはまさに、SNSがギャンブルのスロットマシンのように設計されているためです。画面をスクロールして楽しいものが見つかると、少量のドーパミンが脳の快楽中枢を刺激し、もっと利用を続けたくなります。このランダム性と、たまに得られる報酬が、人を長く引き止めているとされます。
Twitterとは何かを、わかりやすく解説しました。
それは現代を代表する、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのひとつです。
短い文章を投稿するのが特徴で、非常に拡散性と即時性が強いサービスです。
もはや国民的なソーシャルメディアですが、同時に様々な問題や課題を生んでいます。
Twitterの利用の在り方は、社会全体で常に模索していくべきでしょう。