YouTubeを利用したことが無い人は、恐らくいないでしょう。
そう言い切れるくらい、このウェブサービスは一般に広く普及しました。
世界中の人々が、毎日利用しています。また同時に、様々なコンテンツが日々生み出されています。
ですが、そもそもYouTubeとは一体何でしょうか?
そこでここでは、今一度YouTubeをその基本から、わかりやすく解説しました。
その基本的な特徴から、課題やリスクまで詳しくまとめました。
それでは、YouTubeとは何か学んでいきましょう。
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世界最大の動画共有サービスがYouTubeです。
2005年に設立されました。2006年にGoogleに買収され、完全子会社となりました。
YouTubeでは、ユーザーが自由に動画を視聴、アップロード、共有することが出来ます。
また評価、コメント、他のユーザーのチャンネル登録などを行えます。
YouTubeの発想のきっかけとなった出来事とは何でしょうか?
それは2004年のジャネット・ジャクソンが起こしたハプニングと、同じく2004年に発生したスマトラ島沖地震だったそうです。
当時のインターネット上では、それらの事件の動画を探しても、どちらの出来事も簡単には見つけることができませんでした。
その体験が、動画共有サイトとしてのYouTubeのアイディアを生んだそうです。
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それでは、YouTubeの主な特徴を見ていきましょう。
まさに、現代のインターネット社会を代表するサービスだと言えます。
YouTubeは、非常に利用者数の多いサービスです。
世界で最もアクセスの多いウェブサイトはGoogleですが、
第2位はYouTubeです。
検索エンジンの次に、人々はYouTubeを利用しているのです。
日本では6500万人以上、全世界では20億人以上が利用しているとされます。
インターネット利用者のほとんどが、YouTubeを使っていると言えるでしょう。
YouTubeの人気の秘訣は、その手軽さ、簡単さにあると言えます。
まず基本的に無料で、ほとんどの動画を視聴できます。
設定なども特になく、簡単に始められます。
操作も画面構成もシンプルで、非常に使い勝手がいいです。
教わらなくとも誰でも簡単に使える。
この点が、広く支持される理由のひとつではないかと思います。
YouTubeの大きな魅力は、その多様性にあります。
無いジャンルが無い、と言えるほど非常に多種多様な動画が存在します。
エンタメ、スポーツ、音楽、ニュース、料理、教育などなど数え切れません。
無数の動画が、様々な人々の手によって、日々世界中からアップロードされているためです。
テレビ局の公式番組やミュージック・ビデオから、一般家庭の日常生活まで、ジャンルの隔てなく存在します。
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YouTubeは、もはや公共インフラのひとつとも言えます。
それほど広く普及し、社会的に影響力を持つ存在となっています。
現実社会との繋がりや、その影響を見てみます。
今でこそお馴染みとなったYouTuber(ユーチューバー)。
YouTube上で動画作品を公開し、それを仕事としている人々のことです。
2011年に「YouTubeパートナープログラム」が一般ユーザーにも開放され、広告で収入を得ることが可能になりました。
小学生の「将来なりたい職業」にランキングするなど、社会的にも広く認知され、人気の職業となっています。
しかし、市場は人気ユーチューバーの寡占状態という見方もあります。
上位数%の人気ユーチューバーが、全再生回数の90%以上を占め、新人のほとんどは、1か月の再生回数が数百回ほどしかないと言われます。
つまり、YouTuberの市場というのは古株に有利な構造になっており、後発で参入しても昇格が難しい状態になっている様です。
YouTubeは他のSNSと同じく、様々な社会的問題の告発の場となっています。
世界中で様々な組織、団体、また問題や不正に対して、YouTubeが利用されてきました。
内部告発として、証拠となる詳細を撮影した動画を、アップロードするのです。
日本においては2010年の「尖閣ビデオ流出事件」が有名です。
日本政府によってひた隠しにされていた、尖閣諸島中国漁船衝突事件の映像が、当時の海上保安官の手により、YouTube上にアップロードされたのです。
事件の状況が映像で明らかになり、日本社会に衝撃を与えました。
非常に便利で人気のあるYouTube。
しかしその反面、昔から様々な問題や課題もありました。
利用にあたって、しっかりと向き合っておく必要があるでしょう。
それは、YouTubeを利用する際に重要なことです。以下に、代表的な問題や課題を紹介します。
他のSNSと同じく、YouTubeにおいても誹謗中傷・差別・ヘイトなどが昔から問題となっています。
理不尽なヘイトスピーチや人権侵害、人種差別を煽る不適切なコンテンツが横行しています。
また動画へのコメントなど、書き込みによる誹謗中傷や差別などもあります。
インターネット上の誹謗中傷については、警察に寄せられる被害相談件数も増加の一途となっています。
被害者の中には、精神的苦痛で自殺をする人たちもいます。
ルールづくりや法規制、ネット利用に関する研究や教育の推進など、社会全体として取り組んでいく必要があるでしょう。
YouTubeの再生回数を稼ぐために、過激な動画を投稿するケースも頻発しています。
迷惑行為や犯罪行為に走るなど、ユーチューバーの過激化が進み、刑事事件に至るケースが相次ぐなど、社会問題化しています。
迷惑行為や不法行為をアップして「炎上」すれば、多数の視聴者を集めることができるためです。
炎上商法の一種だと言えるでしょう。
YouTubeでは、著作権侵害にあたる違法コンテンツが後を絶ちません。
映画、アニメ、漫画、テレビ番組、プロモーションビデオ、などなど様々です。
あまりに大量に日々アップロードされているので、対処がしきれないのが現実の様です。またそれに伴い、様々な法廷争いもよく起こります。
YouTubeとは何か、その基本からわかりやすく解説しました。
それは世界最大の動画共有サービスであり、現代のインターネット社会を代表する存在です。
非常に利用者が多く、社会的な影響力もあります。
とても便利で有用なサービスである一方で、様々な問題や課題も生んでいます。