インボイス制度の実態は、全くと言っていいほど説明されていません。
これは、非常に危険なことだと思います。
インボイスに登録している事業者のほとんどが、その実態をわかってないのです。
そして、そこには非常に高いリスクとエグい実態が存在しています。
というわけで、ここではインボイス制度における「地獄の2択」を、わかりやすく解説します。
インボイス制度の本当のところを知ってみてください。
インボイス制度は強制ではありません。登録は任意です。
しかしながら多くの場合において企業は、インボイス登録している業者を選ぼうとするはずです。
インボイスによる取引でなければ、今まで通りの仕入税額控除を受けられないからです。
免税事業者と取引していると、自分たちにとっての増税になってしまう訳です。
大企業へ行ったアンケート調査によれば、大半の企業が、インボイス制度は免税事業者との取引に影響すると回答しています。
そうなると、インボイス制度に登録せざるを得ない免税事業者たちが、沢山出てきます。
免税事業者は、強制的に2択を選ぶことになります。
インボイス制度に登録して消費税を徴収されるか、登録せずに事業者間の取引において不利な立場になるか。
その2択が迫られるのです。
どちらを選んでもリスクであり、廃業せざるを得ない小規模事業者が大量に発生します。
「どうやって死にたい?どちらか好きな方を選んでよ。」
ということを財務省は言っているのです。
つまりインボイス制度は、小規模事業者たちへの、差別であり迫害そのものなのです。
そしてインボイス制度は、免税事業者にとって、登録しても登録しなくてもリスクです。
「消費税の納税+事務負担の激増のリスク」「取引停止のリスク」の2択です。
免税事業者を無くしていこうという、財務省の思惑がよく表れています。
最終的には、「消費税分の負担を誰が背負うか」という話になります。
取引先か免税事業者か、どちらかが損を飲み込む以外に、方法は無いからです。
必ず誰かが損をする、という構図になっているんですね事業者間での負担の押し付け合いになる訳です。
そんなエグいことをさせるのが、インボイス制度なのです。
消費税という税金は、赤字でも納めなくてはいけない過酷なものです。
それ故に、最も滞納が多い税金になっています。
自営業やフリーランスなどの小規模事業者がそれを負うのは、あまりにリスクが高いと言えます。
小規模事業者が耐えられるものだとは、到底思えません。
そもそも大企業を優遇して、中小企業から搾取するというのが消費税の本質です。
「消費税の納税」というリスクを、小規模事業者にまで負わせるべきではないです。
しかしながら、登録しないと取引停止のリスクも存在します。
なのでインボイス制度は、差別であり迫害なのです。どう転んでも、地獄の2択になっています。
免税事業者たちを追いつめて、確実に破滅させていくものです。
インボイスの登録した場合のリスクを、わかりやすく解説しました。
免税事業者にとって、インボイス制度は登録してもしなくても地獄しかありません。
どちらを選んでも、非常に高いリスクがつきまとうのです。
つまり、インボイスと言う制度そのものに欠陥があると言えます。
免税事業者を追いつめる設計になっているのです。