アイデアの力は強力です。アイデアには人を動かす力があります。
しかし、良いアイデアもうまく伝わらなければ、その力を発揮出来ません。
実は、アイデアをうまく伝えるにはコツがあるんです。
伝わるための原則、ルールがあります。
その秘訣である「アイデアの6原則」を紹介しーーたいと思います!
とても簡単なので、すぐに実践していけますよ。
人に伝わるアイデアには、6つの原則があります。
その項目のいずれか、または複数を満たすことで、格段に人に響きます。
その原則がこちらです。
以上の6つが、良いアイデアの原則です。
良いアイデアを妨げるものに「知の呪縛」があります。
これは、知識があるが故に、それが無い状態が想像できないことです。
要は、聴き手の気持ちが分からないのです。そのため、いくら話しても人に伝わりません。
これを打ち破るのが、上の6原則なんですね。多くの人々に届き、心を動かします。
それでは順番に解説していきます。
まず重要なのは、単純明快、シンプルであることです。
それは、アイデアの核となるものを見極めることです。
余分なものを剥ぎ取って、本質をむき出しにすることです。
シンプルであることは、決して楽をしていることではありませんよ。
むしろ逆です。
熟考によって研ぎ澄まされ、洗練された結果なんですね。
本質を失わずに、どこまで絞り込めるかです。
核心を突いた簡潔なアイデアは、人の心にスッと届きます。
相手の予想を裏切ることで、関心や好奇心を刺激します。
といった方法があります。
相手の予想や推測の及ばないことをするのです。
意外性は驚きと関心を与えますよね。常識や固定観念を破るものがいいです。
そして驚きを与えたら、理解できるように解説をしっかりとしましょう。
また、ウケ狙いはあまり良くありません。
アイデアは具体的なほど、記憶や理解がしやすいです。
具体的な言葉は、新しい概念の理解を助けます。
これは、人間の記憶の性質によるものです。具体的なものほど、記憶に引っかかりやすいんです。
具体性は分かりやすさです。協調も促します。相手も判断に困りません。
アイデアは、なるべく具体的なものにしましょう。
信頼性のあるアイデアは、受け入れられやすいです。
公共性や権威があるものほど、人は信頼します。
大学、研究所、内閣府、各省庁などの、統計データや資料を示すのは良い方法です。
データや資料は、なるべくシンプルで見やすいものがいいでしょう。
専門機関、大学教授、著名人などの言葉を引用するのも効果的です。
感情は人々を行動に駆り立てます。
分析的な思考だけでは、人の心は動きませんよ。
大衆ではなく、ひとりの個人に向けて、訴えているよう意識すると良いです。
そこには感情が生まれます。
またアイデアを、聴き手の大切なものと関連付けます。
自己利益やアイデンティティに訴えるものがいいでしょう。
どういうメリットがあるか、またその人らしさとどう関係するかです。
要は、相手の感情を揺さぶるのです。
人は物語が大好きです。
ストーリーを語り出されると、つい聞き入ってしまいます。
アイデアにおいても、その効果は抜群です。優れたストーリーは相手を引きつけます。
複雑でなく単純明快なものがいいです。
アイデアの核を反映したストーリーならば、人の心を動かすでしょう。
人の記憶に焼き付くアイデアの6原則を紹介しました。
アイデアは、いつの時代も重要なものです。
人生をより豊かで、面白いものにしてくれます。
思いついたアイデアを、是非この原則を利用して伝えてみてください。