IT入門講座

ドメインとは何か?「IPアドレスに与えられる名前」である!

ドメインとは何でしょうか?

ネットを利用していれば、その名を目にしたことがあると思います。

ドメインはインターネット上で、接続先を特定するための名前のようなものです。

自身でウェブサイトを制作する際にも欠かせません。

IPアドレスやDNSとの関係性、ドメインの取得方法など、重要なポイントを抑えながら解説していきますよ。

ドメインとは何か?

ドメイン名

ドメイン名は、IPネットワークにおいて、個々のコンピュータを識別し、接続先を指定するために使用される名称の一部。多くの場合、ドメイン名は複数のホストを擁するドメインの名称か、あるいはドメイン名それ自身がホスト名であり、URLの一部を構成している

Wikipedia

ドメインは正式にはドメイン名(domain name)と言います。

コンピュータネットワーク上において、接続先を指定するために使用される名称です。

URLやメールアドレスに用いる「.com」や「.net」といった部分がドメインです。

そして、IPアドレスに紐付いています。

ドメインはIPアドレスに与えられた名前

IPアドレスは、「192.168.0.1」といった数字の並びです。

そのままだと、何を示しているのか人には認識しづらいものです。

そこで登場したのがドメインです。IPアドレスにわかりやすい名前を与えます。

例えば、「192.168.0.1」→ 「example.com 」といった具合です。

数字の並びを、意味のある文字列に変換するのです。

なのでドメインは、IPアドレスを人間が認識しやすい形に変換するためのもの、と考えてもいいでしょう。

IPアドレスは、コンピュータが認識するためのネットワーク上の住所です。それを人が認識しやすくするのがドメインです。

ドメインとDNSの関係性

ドメインの説明の際に欠かせない仕組みがDNSです。

DNSはDomain Name System(ドメイン・ネーム・システム)の略で、ドメインとIPアドレスを紐づけるための仕組みです。

入力されたドメイン名に対して、紐づけられたIPアドレスを探し出すシステムです。

なのでDNSは、仲介者や交換手のような役割、とイメージするといいと思います。

そして、DNS機能を持つコンピュータがDNSサーバです。ネームサーバとも言います。

現状のインターネットのシステムにおいて、欠かせない重要なものです。

なので、IPアドレス・ドメイン・DNSは、切り離せない3点セットと言えますね。

それぞれ簡潔に記すと、

  • IPアドレスはコンピュータが認識するもの
  • ドメインは人間が認識するもの
  • DNSはその両者をうまく紐付けるもの

という具合になります。

ドメインの取得方法

ウェブ上で自身のサイトを立ち上げる際は、独自ドメインを取得するのが良いでしょう。

差別化やSEO、ブランディングなどの観点からも、ドメインはオリジナルが良いと思われます。

独自ドメイン

独自ドメインとは、世界でひとつ自分だけのオリジナルドメインです。

基本的に、自分の好きな文字列のドメインを取得できます。

そして、自分だけのオリジナルURLが出来上がります。

ただし、ドメインには「先願主義」というルールがあります。

ドメイン名を使用する権利は、一番初めに申請した者に与えられるのです。早いもの勝ちなんですね。

まとめ

ドメインはネットワーク上において、接続先を指定するために使用される名称です。

IPアドレスに与えられる、名前のこととも言えます。

そして、IPアドレスとドメインを紐づける仕組みがDNSです。

またドメインは、自身だけのオリジナルのものを取得できます。

以上、ドメインの基本を分かりやすく解説しました。