描き方

油絵で青空と白い雲を描こう!簡単に描けるコツを紹介!

油絵で、青空と白い雲を描いてみたくないですか?

爽やかな青空と白い雲は、とても清々しいです。

風景画の王道であり基本ですね。

その描き方の手順を、わかりやすく紹介したいと思います!

実際に描いている様子と共に、ひとつひとつ解説していきます。

ルネサンスとは一体何か?その本質をわかりやすく解説します!

12星座の由来にまつわるギリシア神話の物語!

西洋美術史の流れを完全整理!20世紀から現代まで!

Creemaにて作品の販売もしています

青空と白い雲を描く準備

それでは、青空と白い雲の描き方を見ていきます。

実際のメイキングと共に、わかりやすく解説します。

まず油絵制作では準備が大切です。

主にパレットづくりや、キャンバスへの地塗りなどです。

油絵では下準備が重要である。

パレットをつくる

まずはパレットをつくります。

油絵では、あらかじめ使う色をつくっておくことが重要です。

その方が、作業を格段にスムーズに進められるからです。

入門書としては『油絵Style & Process』がおすすめです。

『油絵Style & Process』

ここでは、フタロブルーを用いて、空の色をつくっています。

とても鮮やかな青色で、汎用性の高い絵の具です。

つくり方は、フタロブルーにホワイトを混ぜていくだけです。

ホワイトは、チタニウムホワイトです。

最も白く隠蔽力の強い白で、油絵はこのホワイトが無いと始まらない、と言ってもいいくらいです。



油絵ではホワイトをよく使います。大容量のものを買っておくのがおすすめです。

ターレンス 油絵具 ヴァンゴッホ チタニウムホワイト

また空というのは、必ずグラデーションになっています。

なので色の階調をつくっておきます。

基本的に、濃い空と明るい空の、2階調つくっておきましょう。

明るい空をつくるには、さらにホワイトを混ぜるだけです。

油絵で使用するオイル

描く際には、主に「乾性油」というオイルを使います。

油絵はこのオイルが無いと始まりません。

リンシードオイル、ポピーオイル、サフラワーオイルなどがあります。

オイルは多すぎても少なすぎてもダメです。気持ち良く絵の具が伸びる量が適切です。

乾性油の他には、揮発性油と乾燥促進剤があります。

キャンバスの下準備

キャンバスには、あらかじめ地塗りをしておくといいです。

絵の具のノリと伸びが良くなります。



地塗り材としては、ジェッソやアクリル絵の具がおすすめです。

リキテックス ジェッソ

青空と白い雲の描き方の手順

それでは実際に、キャンバスに描いていきましょう。

また順を追って、ひとつひとつ解説していきます。

ここでは、まず青空を描いて、それが乾いてから雲を描く、という手法で進めていきます。

油絵を描く手順は、暗部から明部が基本である。

空の色を描く

上から空の色を描いていきます。

筆はなるべく大きめの平筆を使いましょう。

筆は大きめの平筆を用いる。

使用しているオイルは乾性油です。

画面の上半分ほどを塗っていきましょう。



平筆はとても便利で万能な筆です。面を使って広く塗ることも、エッジを使って細部を描くことも出来ます。

明るい空を描く

次に下から、明るい空を描いていきます。

濃い空を描いた筆とは、別の筆を使います。

基本的に油絵では、描いている最中に、筆を洗って色を変えるということはしません。



筆は立たせず、なるべく寝かせて描きましょう。キャンバスに筆を立てて描くと、穂先がすぐにバサバサになってしまいます。

色の境界をボカす

濃い空と明るい空の境界を、ボカしていきます。

油絵は非常に乾きが遅いです。

油絵はグラデーションなど、ボカしの処理がしやすい。

そのため、こうしたボカしの処理がしやすいという特徴があります。

またタッチをどれくらい残すかは、筆のストロークで調整できます。

僕はタッチを強く残すのが好きなので、わざと荒いストロークで描いています。

その辺りは好みでいいと思います。



ちなみに僕が使ってる筆は、ぺんてるのネオセーブルという筆です。お手頃なのに描きやすくて、平筆、丸筆ともにおすすめです。

ぺんてる ネオセーブル 3本セット

青空が描けたら乾燥させる

これで青空の色調が描けました。

空の色調が描けたら乾燥させる。

このまま数日間、乾燥させます。

最低でも3日以上は、おいておきましょう。



油絵はどうしても乾燥に時間がかかります。この間に、別の作業を同時進行でするのがおすすめです。

乾く前にどこまで描き、乾いたあとで何を描くか、油絵ではそれを考えておく必要がある。

雲を描く

空の色が乾いたら、雲を描いていきましょう。

また平筆を用います。絵の具はチタニウムホワイトです。

雲は基本的に、上部を膨らませて、左右非対称に描きましょう。



雲には様々な種類があります。ここで描いているのは基本的な積雲です。

基本的な雲の配置ですが、

まず大中小の雲を、全体のバランスを見て描きます。

これによって、まず構図を安定させる訳です。



ところどころ、画面からはみ出させるのもポイントです。それにより、空の広大さやスケール感を表現できます。

また雲の大きさですが、

基本的に上の雲ほど大きく、下の雲ほど小さく描きます。

雲を描く際も、遠近法による奥行きを意識する。

これは上の雲ほど自分の近くにあり、下の雲ほど自分から遠くにあるからです。

遠近法のひとつですね。

水平線近くの雲は、小さくて密集しています。

また細長く、平べったい形をしています。

平筆のエッジを使って描いていきます。

ターレンスの「メタルイーゼル」は、軽量コンパクトで使い勝手がいいです。

ターレンス メタルイーゼル 3段ブラック

また全体的に、S字のラインを意識して雲を配置すると、バランスのいい構図になります。

構図はどんなときも、リズムと流れが重要です。

雲の陰を描く

次に、雲の陰を描いていきます。

陰の色は、ブルーに少しグレーを混ぜた色味です。

太陽の方向を設定し、光の方向を意識しながら描いていきます。



雲の陰は、単純なグレーではありません。

また雲に限らずですが、

晴れた日の陰影というのは、基本的に寒色寄りになります。

暖色の光の陰影は、寒色寄りになる、というのがルールだからです。

また青空からの光の影響もあります。

『画づくりのための光の授業』

光と色のルールを把握することは、絵を描くスキルに直結する。

次に、乾いた平筆を使って、雲の輪郭をところどころボカしていきます。

これにより、雲がより空に馴染み、また大気の流れも感じさせる様になります。

乾いた筆を用いて、雲をところどころボカす。

乾きの遅い、油絵ならではの技法と言えるかも知れません。

表面をやさしく撫でる様にしましょう。

青空と白い雲の完成!

それではこれで、青空と白い雲を描くことができました。

お疲れ様です!

歴史や文化もわかる 西洋美術史の教科書

まとめ

油絵で、青空と白い雲を描く方法を、わかりやすく解説しました。

風景画を描く際の、参考になればと思います。

ちゃんと基本をおさえていけば、誰でも描けるようになると思います。

また油絵は敷居が高いと思われがちですが、実は初心者でも描きやすい画材です。

是非、気軽にチャレンジしてみてください。