油絵講座

揮発性油とは何か?分かりやすく解説します!

揮発性油とは油彩画で用いるオイルのことです。

こうした油絵を描く際に用いられるオイルは、画用液とも言います。

乾性油と揮発性油が、油絵で用いる代表的なオイルです。

揮発性油はとてもサラサラしています。

また、その名の通り揮発性で蒸発します。キャンバス上には残りません。

油絵具を希釈して流動性を高める際に用います。

つまりは絵の具の伸びを良くする働きがあります。

ただし固着力が無いので、仕上げ段階では用いません。

おつゆ描きや地塗りなど、主に描き始めの段階でよく用いるオイルだと言えます。

また溶解力があるので、ニスの塗り直しの際にも使います。

それを利用して掃除に用いても便利です。

入門書としては『油絵Style & Process』がおすすめです。

『油絵Style & Process』

油絵がどこかに付いてしまっても、揮発性油を使えばキレイに拭き取れます。

松の樹脂を蒸留してつくられるテレピン、
石油を精製してつくられるペトロール、の主に2種類があります。

最近は技術の発達で、無香性の揮発性油もあります。