マチエール(matière)とは、主に油彩画における美術用語で、絵の表面にできる凹凸や質感などの絵肌のことです。
つまり、現代風に言うと画面のテクスチャですね。ちなみにフランス語です。
そしてマチエールは、別に油絵だけのものではありません。どんな画材でも見られるものです。
鉛筆でも水彩でもアクリルでも、必ず画面には質感が出来ます。
それらはすべてマチエールだと言えます。
現実世界において、確かな物質的質量を持っているものです。
デジタルでは表現不可能な、アナログ芸術の大きな魅力のひとつとも言えますね。