ウイスキーはその香りの良さが特徴です。
とても芳醇で華やかなフレーバーを持つお酒なんです。
そしてその種類も実に様々です。
甘い香りやスモーキーな香りなど、ウイスキーによっても変わってきます。
こうしたアロマを楽しめこともウイスキーの魅力のひとつです。
ではウイスキーには、どの様な香りが存在するのでしょうか?
ウイスキーの代表的な香りを解説!
そこでここでは、ウイスキーの持つ代表的な香りを紹介していきます。
その魅力的なアロマを知ってみましょう。
ウイスキーのいい香りには、リラックス効果もあるとされます。
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なぜウイスキーには豊かな香りがあるのか?
そもそもウイスキーのいい香りはどこから来るのでしょうか?
これにはその製造工程に秘密があります。
・麦芽への燻煙
・ポットスチルでの単式蒸留
・木製の樽での長期熟成
上にあげたものが、ウイスキーに香りをもたらす主な要因です。
手間を惜しまず丹念につくられていく過程において、生み出されるものなのです。
・麦芽への燻煙
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ウイスキーでも特にスコッチには、独特のスモーキーなフレーバーがあります。
ウイスキーに燻製の様な風味があるのです。
これをもたらしているのがピートです。
ピートとは泥炭のことで、植物が堆積してできた石炭の一種です。
ウイスキーづくりでは麦芽を乾燥させる際に、このピートを燃料に混ぜて焚きます。
そうすることで、ピートの燻煙が麦芽に吸収されます。
こうして独特の、スモーキーな香りが生まれるのです。
・ポットスチルでの単式蒸留
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モルトウイスキーはポットスチルという設備で蒸留されます。
単式蒸留器とも呼びます。
ここで2,3回かけて蒸留を行います。
ポットスチルでの蒸留は、連続式蒸留に比べて時間も手間もかかります。
しかしこの製法を用いることで、雑味が無くなります。
そして香味成分が抽出され、豊かで複雑な香りのウイスキーに仕上がるのです。
仕組みとしては、アルコールと水の沸点の違いを利用したものです。
・木製の樽での長期熟成
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ウイスキーづくりにおいて重要なのが、木製の樽においての長期熟成です。
ウイスキーは樽の中で、長い年月をかけて熟成させるのです。
これにより深い琥珀色をしており、また香りが高く、そして深いコクを持つようになるのです。
樽の種類も様々あり、使用する樽によって味わいが変わっていきます。
樽の素材はオーク(ナラの木)という木材が使われます。
ウイスキーの持つ代表的な香り
それではウイスキーの代表的な香りを見ていきましょう。
ウイスキーの香りは様々な表現であらわされます。
実に多くの香りを感じることができます。
花
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ウイスキーの華やかなフレーバーには、花の香りがするものもあります。
とても上品でフローラルな香りになります。
リラックス効果も高そうですね。
ハーブ
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ハーブの様な香りを感じさせるウイスキーもあります。
フレッシュなハーブもあれば強烈なハーブもあります。
それもまたそのウイスキーの個性です。
穀物
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ウイスキーの主な原料は、大麦を中心とした穀物です。
なので穀物の豊かな香りがあります。
トウモロコシ、ライ麦、小麦など穀物ごとに香りも変わってきます。
果実
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果実の香りをさせるウイスキーもあります。
洋梨やりんご、柑橘類などフルーティーで甘い香りを放ちます。
軽く飲みやすいウイスキーに見られやすいです。
蜂蜜
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蜂蜜もウイスキーの代表的な香りです。
甘くまろやかなフレーバーを感じさせます。
バニラ
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バニラもウイスキーを代表する香りのひとつです。
華やかでリッチな甘い香りです。
キャラメル
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キャラメルの甘いフレーバーも感じることができます。
特にバーボンによく見られる風味です。
スモーク
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スモーキーな香りは、特にスコッチウイスキーに見られる特徴です。
麦芽をピートなどで燻煙することにより生み出されます。
中でもアイラ島のウイスキーは、スモーキーさで有名です。
木
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ウイスキーは木製の樽で熟成されます。
そのため木の香りを感じさせます。
また自然に囲まれた蒸留所のウイスキーは、森の香りを感じさせます。
潮
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ウイスキーには潮の香りがするものもあります。
海の近くの蒸留所では、そうした特徴が強いです。
潮や磯の香りを感じさせます。
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まとめ
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ウイスキーの代表的な香りを紹介しました。
実に多くの香りがあり、ウイスキーの大きな特徴となっています。
時間と手間をかけてつくられる中で、その芳醇さが生み出されるのです。
こうした香りを楽しめることも、ウイスキーの魅力という訳です。
それではウイスキーごとの香りを楽しんでみてください。