スフマート
スフマートは、深み、ボリュームや形状の認識を造り出すため、色彩の透明な層を上塗りする絵画の技法。特に、色彩の移り変わりが認識できない程に僅かな色の混合を指す。レオナルド・ダ・ヴィンチほか16世紀の画家が創始したとされる。
Wikipedia
スフマートをわかりやすく解説したいと思います。
様々な解説がありますが、つまるところグラデーションの技法のことです。
境目やつなぎ目がわからない、とても繊細で滑らかなグラデーションによる描写です。
柔らかな表現によって、非常にリアルな質感をつくり出すことができます。

『モナ・リザ』に代表されるように、ダ・ヴィンチがその起源だとされます。
そしてルネサンス以降は、こうした極めて高い写実性が、西洋美術の伝統となっていきました。

なのでスフマートは、伝統的なアカデミー美術の王道だとも言えますね。
主に、ぼかしやグレーズといった技法を用いて表現します。
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油絵は乾きが遅いので、スフマートの様なぼかしによる表現に向いています。
ただし、それによりリアルな質感をつくり出すには、高いレベルの技術と経験が必要でもあります。
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