オクルージョン・シャドウは、写実的な表現に欠かせない要素です。
これを上手く表現出来れば、リアルさがグッと増しますよ。
絵画、イラスト、コンピュータ・グラフィックスなど、視覚表現の分野で役立ちます。
リアルで存在感のある表現に欠かせない要素と言えますね。
オクルージョン・シャドウを加えるかどうかで、本物らしさがまるで違ってくるんです。
そんなオクルージョン・シャドウを、詳しく解説していきます。
オクルージョン(occlusion)は英語で妨害や遮蔽を意味するようです。あまり目にしない形式ばった表現ですね。
オクルージョン・シャドウとは、物体と物体の接する場所にできる、とても濃く暗い影のことです。
光が入り込めないので、とても暗くなるんですね。
本影とも言いますよ。
影の中でも、最も暗い影になります。
なのでオクルージョン・シャドウを表現するときは、画面内で最も暗く設定しましょう。
通常の影や陰など、全体の暗部を描いたあとで描き込むといいです。
僕は絵を描く際、大体最もあとからオクルージョン・シャドウを描き込みます。
オクルージョン・シャドウは、どういったところに見られるのでしょうか?
簡単に言うと「隙間」です。
ピッタリと接触している、モノとモノの間の隙間ですね。接しているところ、重なっているところなどです。
食器と机の隙間、本と本の隙間、時計と壁の隙間などがそうですね。
そういったところに、オクルージョン・シャドウを表現すると、リアルさが増します。
実生活の中で観察してみると面白いですよ。
様々なところにオクルージョン・シャドウが見つかると思います。
写実表現において、オクルージョン・シャドウはとても重要な要素です。
これを描くことで、リアルさはグッと増します。
アナログ・デジタル問わず覚えておいて損はないでしょう。
最近はコンピュータ・グラフィックスの分野でも、頻繁に用いられているようですね。
オクルージョン・シャドウを覚えて、リアルな表現に役立てましょう。
『画づくりのための光の授業』はおすすめです。科学的かつ論理的に、光の効果が解説がされています。
オクルージョン・シャドウに関して、詳しく解説しました。
写実表現における重要な要素なんですね。
これが表現出来れば、よりリアルな描写が可能になりますよ。
普段の生活の中でも観察できるので、是非覚えてみてください。