描き方

リアルな手の描き方!指の関節のボール型フォルムを意識しろ!

よりリアルで、存在感のある手を描くにはどうすればいいでしょうか?

デッサンでもイラストでも、なかなか上手く表現するのが難しいですよね。

リアルな手の描き方は難しい。

そこで、本物らしい手を描くのに、非常に有効なコツを紹介したいと思います。

ポイントを抑えれば、リアルで存在感のある手を描けるようになりますよ。

手の描き方をわかりやすく解説!

初心者の方にもおすすめです。

コツを掴んで、リアルで力強い手を描いてみましょう。

手は基本中の基本ですが、うまく描くのが難しいモチーフでもあります。

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指の関節のボール型フォルム

指は関節ごとにボール型のフォルムを持っています。

このフォルムを意識することで、格段にリアルで存在感のある手を描けます。

力強さが出るので、ゴツさやイカつさを出したいときにも有効です

男性的な手の表現に適していると言えます。

また、わりと近くに寄らないと、このボール型はそこまでハッキリ見えません。

なので、ある程度手がクローズアップされたときに描きましょう。

ゴツさを出したいときは、このボール型を誇張・強調してみるのも効果的ですよ。

手のリズムと流れを掴む!

手はとてもリズムに満ちています。

関節が多いので可動性に富み、様々な動きが出来るからです。

そのリズムをうまく表現すれば、よりリアルで生き生きとした手が描けます。

そして手のリズムは、指ごと、関節ごとに生み出されます。

回転や上下する波のリズムを持っています。

その流れをうまく捉えて表現しましょう。

手のリズムはとても生命感を感じさせます。

手のひらのふくらみ

手のひらのふくらみも、しっかり意識しましょう。

リアルな表現に欠かせないポイントです。

手のひらには3つのふくらみがあります。

  1. 親指の付け根のふくらみ
  2. 小指側のふくらみ
  3. 他の指の付け根のふくらみ

リアルさのためには、このふくらみもしっかり表現しましょう。

立体構造を常に意識することが重要です。

指は揃えずに動きを持たせる!

自然な状態で、手の指が一直線上に揃うことはまずありません。

意識的にしない限り、そうはならないんですね。

合掌するときや空手チョップをするときくらいです。

平常時において、指は必ず不揃いに折り重なります。

なので手の指は、必ず不揃いに描きましょう。

それが自然でありリアルな描き方です。

指にランダムで自然な動きを持たせましょう。

ウエイトを意識するとリアルさが増す!

モノには必ずウエイト、つまり重さがあります。

重力や力の作用により、何かしら変形しているんですね。

これをしっかり捉え表現することで、リアルさや力強さがグッと増します。

なので手の表現においても、ウエイトを意識しましょう。

どういう力が働いているのか。どこが縮んでどこが伸びているのか。

ウエイトによる伸び縮みを、うまく捉えて表現しましょう。

まとめ

手の描き方は奥が深いです。

とても難しいと同時に、とても魅力的です。

ここで取り上げたポイントを抑えれば、よりリアルな表現が出来ると思いますよ。

ボール型のフォルムと波打つリズム、そしてウエイトやバランス。

こういったポイントを抑えて、手の表現の幅を広げていきましょう。