資産運用ということが、とても盛んに言われる様になりました。
国の社会保障に対する不安や、ネット取引の普及などもあり、以前に増して注目を集めています。
その中でも定番と言えるのが、株式投資でしょう。
様々な企業の株式をやり取りできる、投資の花形とも言えます。
でも、そもそも株式投資ってどう言うものなの?という人も多いと思います。
そこでここでは、今さら聞けない株式投資の基本を、わかりやすく解説したいと思います。
そもそも株式とは?
かぶ‐しき【株式】
1 株式会社の資本の構成単位。
2 株主としての地位。株主権。
3 株券。
デジタル大辞泉
そもそも株式とは何でしょうか?
株式とは、株式会社における地位や権利のことです。いわゆる株主権ですね。
また企業が事業資金を集めるために発行する、有価証券のことでもあります。
これがいわゆる株券ですね。
株式投資や株取引とは、この株券のやり取りを意味します。
株式投資の基本
それでは株式投資の基本を見ていきましょう。
株式を購入すると、会社のオーナーの一員となります。
株主総会で議決する権利(議決権)や配当金・株主優待を受け取る権利などを得ることができます。
また株式投資によって「値上がり益(キャピタルゲイン)」を得ることが、主な目的となります。
やはり特徴としては、メリットもデメリットも大きい、ハイリスクハイリターンの投資と言えます。
なので、しかっりとリスクを分散させながら、余裕を持って取り組むのが重要になります。
基本はいたってシンプル
株式投資をする際の基本は、難しいものではありません。
極めてシンプルです。
それは「安値で買って高値で売る」というものです。
これ以上でもこれ以下でもありません。
そして難しいのは、そのタイミングを見極めることに尽きると言えます。
FXやビットコインなど、他のあらゆる金融資産においても、基本は同じですね。
メリット
では株式投資によるメリットをまとめてみます。
- 値上がり益
- 配当金や株主優待
- 株主総会等における議決権
値上がり益(キャピタルゲイン)
株価が安いときに購入し、値上がりしたときに売却できれば、その差額が利益になります。
株式投資は主にこの値上がり益を目標として、行うものと言えます。
配当金および株式優待(インカムゲイン)
また会社が利益を出したときには、「配当金(インカムゲイン)」を定期的に受け取ることができます。
さらに会社によっては「株主優待制度」もあり、自社製品や優待券など、サービス提供を受けられます。
株主総会における議決権
株式を保有していれば、会社のオーナーの一員です。
そのため会社の経営に参画する権利が与えられます。
株主総会における議決権がそれです。
しかし実際のところ、大口株主ほど多く投票数を持つので、一般個人の影響力はほぼありません。
なのでほとんどの場合、株主総会に出席できるという、オーナー気分を味わうためのものだと言えますね。
デメリット
では次に株式投資のデメリットを見てみましょう。
- 株価が値下がりによる損益
- 市場予測が難しい
- 心理的ストレス
株価の値下がり
株式投資による最大のデメリットが、株価の値下がりです。
価格変動によるリスクですね。株式投資は常にそれとの闘いになります。
その見極めが難しい訳ですね。
また会社が業績不振だと、配当金が減ったり、株主優待が変更・廃止されたりする場合もあります。
そして株式投資における最大のリスクが、会社の倒産です。
そうなれば、株式の価値はなくなります。
経営状況が危うい企業の株式は、基本的に購入してはいけません。
市場予測の難しさ
株式市場を正確に予測できる人間は、恐らく誰一人としていないでしょう。
非常に多岐に渡る要素が、影響してくるからです。
ある程度の大まかな予測はできても、どの銘柄がどれだけ変動するかは予測不可能です。
そのため株式投資は難しいのです。
なるべく情報を集めて予測を立て、リスクを分散させながら、投資をしていくのが無難です。
心理的ストレス
ほとんど指摘されていませんが、株式投資におけるデメリットとして、心理的ストレスがあります。
自分の資産が変動するのだから当たり前ですよね。
株式投資をする際は、なるべく心に余裕を持って、長期的な視野で行うべきです。
すぐに結果を出そうとか、一攫千金当てようとか、短期的でギャンブル的な思考でやるべきではありません。
常にリスクを考慮して、心と時間に余裕を持った投資を心がけるべきです。
株式投資に関してよくある疑問
それでは株式投資における、よくある疑問を見ていきたいと思います。
おすすめの株式はあるの?
株式投資を始める上で、おすすめの銘柄はどれか?というのは誰もが気になると思います。
しかし基本的に、完璧な市場予測は不可能なので、絶対におすすめの銘柄など存在しません。
トヨタやソニーなどの株式であっても、絶対に安全だと保証することはできないのです。
できるだけ様々な情報を集めて、自分なりの予測を立てましょう。
株式の税金はどうなっているの?
株式にかかる税金も、非常にきなるポイントですよね。
基本的に株式投資においては、譲渡益と配当金に税金がかかります。
譲渡益とは、株式が買った値段より高く売れた場合の、差額の利益のことです。また、原則として確定申告が必要です。
配当金は基本的に源泉徴収のため、確定申告は不要です。
譲渡益も配当金も、現状の税率は20%です。
NISA
株式投資における税制優遇措置として、新しく始まった制度がNISAです。
正式名称は少額投資非課税制度です。
日本国内の株式投資における、譲渡益と配当金への税率を、一定の制限の元で非課税とする制度です。
少額の株式投資に対する優遇措置なので、初心者や中間層の利用に適しています。
ちなみに NISAは「Nippon individual savings account」の略です。
いくらから始められるの?
株式投資は、まとまったお金が無くても始められます。
単元未満株や、株式ミニ投資といった、少額での投資方法があるのです。
数千円や数百円といった、少額での投資が可能で、初心者におすすめです。
リスクや心理的負担が少なく、気軽に始められますね。
株式投資のはじめ方
それでは具体的な、株式投資の始め方を見ていきましょう。
- 利用する証券会社を選ぶ
- 証券会社が決まったら、口座開設を申し込む。
- 口座開設ができたら、自分の銀行口座からお金を入れる。
これで、準備は完了です。
いくつも証券会社はあるので、よく選んで決めましょう。
基本的に取引はすべて、オンライン上で行われます。
代表的な証券会社
株式投資を始めるにあたり、証券会社の利用は必須です。
代表的な証券会社を紹介したいと思います。
SBI証券
業界最大手の証券会社が、SBI証券です。
総合的なサービスの質の高さから、初心者はじめ万人におすすめの証券会社と言えます。
手数料の安さ、投資情報の豊富さ、画面の使いやすいさなどが主な特徴です。
口座開設も無料で出来ます。
迷ったらまずはココ!と言える定番の証券会社ですね。
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ松井証券
松井証券は大正7年創業の、非常に歴史のある証券会社です。
確かな実績と信頼があると言えますね。
手数料0円、豊富な情報ツール、充実したサポート体制などが主な特徴です。
初心者からベテランまで、幅広い層におすすめできます。
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株式投資の基本をわかりやすく解説しました。
投資の代表とも言える、とてもポピュラーな資産運用です。
メリットもデメリットも大きいので、リスク分散をしながら堅実に行うことが重要です。
また税制や優遇措置をよく調べて、自分に合った方法で投資しましょう。
ではご覧いただきありがとうございました。