僕の作品を紹介します。
今回はお馴染みの日本文化を油絵で描いてみました。
描いたのは、「招き猫」と「赤べこ」です。制作過程の動画も添えました。
招き猫はその見た目の愛着からもとても人気があります。また、近年は日本だけでなく海外でも人気なんです。
猫はネズミを狩るので、昔から農民を中心にありがたい動物とされてきました。
招き猫のルーツに関しては、いくつか諸説あるようです。中でも世田谷の豪徳寺が、その発祥の地として有名です。
赤べこは福島県の会津地方の伝統品です。
べこは東北地方の方言で牛のことです。なので赤べこは赤い牛です。古くから、魔除け厄除けの縁起物として親しまれてきました。
首と胴体のつなぎ目が特殊な構造をしていて、触ると頭が揺れ動く仕組みになっています。
また、赤く塗られているのは、日本の古くからの民間信仰と関係しているようです。
日本では古くから、赤という色に特別な力があると信じられてきました。
赤には呪術的な意味で病気を退散させる力がある、と考えられてきたんですね。
よくよく考えてみると、縁起物には赤を使ったものが多いです。神社の鳥居も赤ですよね。
ご覧いただきありがとうございました。