絵を描く上で、様々な場面で役立つ簡単なコツを、紹介したいと思います。
それは描く対象を、まず基本図形などに置き換えて単純化することです。
風景でも人物でも動物でも、描く対象のザックリした全体像をつかむのです。
初心者ほど細部にとらわれがちですが、細部は最もあとでいいんです。
この記事では、この描くコツを解説していきます。
絵を描く際にまず重要なのは、対象の全体像をつかむことです。
細部にとらわれず、まず大まかな構造や流れを把握します。
そこで役立つ方法が、基本図形などに単純化することです。
慣れ親しんでいる、身近な形に置き換えるのです。
球体、箱型、円柱、扇型、フラスコ型など何でも構いません。
そうすることで、全体の構造を把握しやすくなります。
車や建物など、描くのが一見難しそうなものも、まずは基本図形に単純化すればいいのです。
上図のように、建物や車は箱型に単純化してとらえます。
全体の大まかな構造を把握してから、形を整えていけばいいのです。
木を描く際も同様です。
木は球体、円錐、円柱、扇型などの組み合わせです。
葉や枝など細部にはとらわれません。まずは全体の構造を把握します。
このように、基本図形への単純化は絵を描く上でとても有効です。
僕もこの考え方を知ってから、大分助かりました。
あらゆる場面で役立つと思うので、活用してみてください。
絵を描こうとする際に、初心者ほど細部にとらわれがちです。
細部を描き込むのも重要ですが、順番としては最もあとです。
まずは全体の構成を練り、構図、明暗、色調などの土台をちゃんとつくる必要があります。
土台なしに細部を描いても上手くいきません。
これは他のあらゆる分野にも言えると思います。
つめ込み丸暗記の学習法が、よくないのと同じです。
重要なのは基礎や基本です。
そして、全体の流れをつかみ把握することです。
細部にこだわりすぎると、全体のバランスを把握できなくなりがちです。
細部に力が宿るのは、基本の土台の上にです。
絵の描き方のコツである単純化、また細部を描くための基本の重要性を解説しました。
まずは全体を把握すること、常に俯瞰しバランスを見ることを心がけましょう。