開放感のある青い空と白い雲は、見ていて気持ちがいいものです。
うまく描くことが出来れば、様々な風景を描く際に役立ちますよ。
そこで参考になるのが、アニメーターの技術なんです。
アニメの背景美術のレベルは世界最高峰です。取り入れない手はありません。
アニメの技術を応用すれば、簡単にリアルな風景が描けるようになりますよ。
アニメの背景美術のテクニックを参考に、青い空と白い雲の描き方を解説していきます。
アニメーターは世界最高峰のアーティスト
いつの時代も、芸術は人々に楽しみや感動を与えてきました。
そしてアニメーターは、現代を代表するアーティストだと思います。
多くに人に感動を与え、人生に楽しみや喜びをもたらしてくれます。
そして同時に、とても高い技術力を持っています。
トップアニメーターの描画テクニックは、紛れもなく世界最高峰です。
育まれ、培われてきたその技術力は、目を見張るクオリティです。
アニメーターからは、絵を描くにあたって、非常に多くを学ぶことができます。
彼らの持つ技術を、参考にしない手はありませんね。
優れたストーリー、音楽、美術、演技など、アニメは総合芸術と言えると思います。
アニメの背景美術は風景画の教科書
アニメの描画技術の中でも、背景美術のレベルの高さは物凄いです。
優れたアニメ作品を見ていて、美しい世界観に引き込まれた経験がないでしょうか？
僕は何度もあります。
そのレベルの高さは、まさに世界最高峰のアーティストです。
長年積み重ねられてきた、技術があるからこそ出来ることだと思います。
アニメの優れた背景美術は、世界最高レベルの風景画と言っていいと思います。
現在は手描きからデジタルに主流は変わりましたが、その基本は全く変わっていません。
なのでアニメの背景美術は、風景画を描くときに非常に参考になります。
風景画の教科書だと思います。
スタジオジブリの背景美術は、特に参考になりますよ。
青い空と白い雲の描き方
では青い空と白い雲の描き方を見ていきます。
アニメの背景美術のテクニックを、ふんだんに取り入れて参考にしています。
実際に描いている様子と共に、わかりやすく解説します。
僕は油絵ですが、水彩やアクリルなどでも基本は同じです。
まず画面全体を濡らします。
油絵はオイル、水彩は水です。
これは、ウェット・オン・ウェットという技法です。
絵の具の伸びと馴染みが良くなり、一気に描き上げることができます。
画面上部からスカイブルーを描いていきます。
筆を左右に大きく動かして描いていきましょう。
塗るのは画面の上半分ほどだけです。
画面下部から、明るいスカイブルーを描いていきます。
筆をまた左右に大きく動かして描いていきましょう。
上と下の色のエリアの境を、滑らかなグラデーションにしていきます。
筆をまた左右に大きく動かして描いていきましょう。
ウェット・オン・ウェットで描いているので、スムーズに馴染ませることが出来ます。
絵の具のホワイトで雲を描いていきます。
雲は左右非対称に、上部を膨らませます。
空の青と馴染ませながら描きます。
青とよく馴染ませた部分は、そのまま雲の陰として利用します。
雲を配置する際は、Ｓ字カーブを意識します。
Ｓ字のラインに雲を配置することで、バランスのいい構図になります。
構図はどんなときも、リズムと流れが重要です。
また上の雲ほど大きく、下の雲ほど小さく描きます。
さらに、雲は部分的に画面枠からはみ出すように描くといいです。
そうすることで、空の広大さやスケール感がよく出ます。
雲の日光が当たる明るい部分を描きます。
絵の具のホワイトを、置くようにソフトに乗せていきます。
ホワイトには、わずかに暖色の色味を混ぜるといいでしょう。
乾いた筆を使って、雲と空を馴染ませます。
雲を部分的に空に溶け込ませるのです。
大気を感じる、よりリアルな雲を表現できます。
開放感を感じる、青い空と白い雲を描くことができました。
お疲れ様です！
まとめ
青い空と白い雲を描く方法を解説しました。
アニメーターの技術を参考にすることで、簡単にリアルな表現ができます。
青い空は風景画を描く際の、基本となる重要なテクニックです。
風景を描く際の参考になればと思います。
