テクノロジー

なぜSNSはやめられないのか?その原因を詳しく解説します!

無限に広がる情報の海。

ソーシャルネットワーキングサービス、いわゆるSNSは、現代社会において私たちの生活に欠かせない一部となっています。

そして恐らく多くの人が、SNSをやり過ぎているので控える様にしたい、と考えたことがあると思います。

しかし、一度手を伸ばすとなかなかやめることが難しいのはなぜでしょうか?

その答えには、心理的なメカニズムやSNS自体の性質などがからみ合っています。

SNSがやめられない要因を詳しく解説!

本記事では、なぜ私たちはSNSから離れることができないのかについて、その根本的な原因を解説します。

SNS中毒ともいえる現象の要因に迫りながら、どのように健全なデジタルライフを築くかについても提案していきます。

SNSがもたらす様々な影響、プラットフォームの巧妙なデザインなどについて考察し、SNSに対する教育的な内容を提供します。

自己コントロールと健全なデジタル環境の構築に向けて、本記事が一助となることを願っています。

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SNSの普及とその弊害

SNSの普及は、情報共有や人々との交流を大きく変革しました。

友人や家族とのつながりを強化し、世界中の出来事に瞬時にアクセスすることが可能になりました。

スマートフォンが普及して以降は、あらゆる世代に利用が広がり、現在ではほとんどの人がSNSを利用しています。

しかし、それと同時に様々な弊害も生じています。

過度な情報によるストレス、フェイクニュースの拡散、偏見や差別の助長による分断、プライバシーの侵害などが挙げられます。

そして、SNSの弊害の代表として、その中毒性があります。

四六時中SNSから離れることができなくなり、日常生活にも支障をきたすほど影響を与える場合もあります。

このSNSを手放せない理由について、詳しく見ていきましょう。

SNSは利便性と共に様々な弊害も生んだ。

SNSをやめられない理由

それでは、SNSをやめられない理由を解説していきます。

SNSの魅力や中毒性には、いくつかの深層心理的な要因が影響しています。

以下が、なぜ利用者がSNSを手放せないのかについての、分析的な要因になります。

ドーパミンの放出と快感のサイクル

SNS上での「いいね!」やコメントなどの反応が、脳内でドーパミンという快感物質の放出を引き起こします。

この快感のサイクルは、利用者がSNSを利用することで良い気分を味わえるという心理的な報酬系を形成し、継続的な利用を促す要因となっています。

つまり、SNSから得られる快感を知ると、またそれを得るために何度も繰り返し利用する様になる訳です。

社会的承認と自己肯定感の向上

SNS上では自分の投稿や活動が多くの人に見られ、評価されることがあります。

これによって、利用者は社会的な承認を受けた様に感じ、自己肯定感を得ることができます。

自分の存在や意見が認められることで満足感が生まれ、さらにSNSを利用する様になります。

自己評価を高め、他人からの承認を得ようとする欲求が強まるのです。

これは誰かに認められたいという、心理学で言うところの承認欲求が働くものです。

見逃し恐怖と情報の更新

SNS上では情報が絶えず更新され、新しい投稿やストーリー、ニュースが次から次へと現れます。

この情報の流れから取り残される「見逃し恐怖」は、利用者にとってSNSを手放すことを難しくさせる要因となっています。

これは英語でFOMO( fear of missing out )と呼ばれる症状です。

「自分が居ない間に他人が有益な体験をしているかもしれない」という不安に襲われる心理状態を指します。

「自分が知らない間に何か楽しいことがあったのではないか」「大きなニュースを見逃しているのではないか」と気になって落ち着かない様子のことだと言えます。

この不安状態は「他人がやっている事と絶え間なくつながっていたい欲求」として特徴づけられます。

そして新たな情報や出来事を見逃すことへの不安が、SNSを頻繁にチェックし続ける様にさせるのです。強迫観念の一種と言えるでしょう。

情報へのアクセスとしての利便性

SNSは友人や家族とのコミュニケーションを強化します。

しかしそれだけでなく、世界中の出来事やトレンドに関する情報にアクセスできるという利便性があります。

つまり、情報収集ツールとしての役割を担っています。

情報の質や確実性・信頼性はあまり期待できませんが、速報性や拡散性においては、SNSほど優れたものはありません。

この特徴もまた、利用者の好奇心を刺激し、SNS利用を継続させる要因となります。

SNSを利用するとき、様々な心理的要因が働く。

SNSプラットフォームのデザインと中毒性

SNSの中毒性は、プラットフォームの巧妙なデザインによって一層加速されています。

そもそもSNSは、中毒になる様に設計されているのです。まず、その事実をしっかりと認識する必要があります。

SNSプラットフォームは、利用者が長時間滞在し、頻繁に利用することを促進するために、さまざまな要素を組み込んでいます。

つまり、まるでギャンブルの如く依存症になる様に工夫されているのです。

そして通知や更新される情報に対して、頻繁にチェックする習慣が生まれ、SNSから離れることが困難になります。

以下に、SNSプラットフォームの、どのような要素が中毒性を引き起こすのかについて解説していきます。

アルゴリズムによる興味喚起:フィルターバブル

SNSは利用者の行動履歴や興味に基づいて、表示されるコンテンツをカスタマイズするアルゴリズムを使用しています。

これは個人に合わせてパーソナライズされたものであり、これまで閲覧したニュースや入力したことなど、様々なデータを分析して配信されています。

これにより、個々の利用者に最も関心のある情報が提供され、利用者は飽きずにコンテンツを見続けることができます。

この興味喚起の仕組みは、ユーザーの滞在時間を延ばす一因となります。

そして運営企業の目的は、クリックしてくれるものを優先的に表示することにあります。

人々は自分の好きなものや興味のあるもの、同じような意見を見るのが心地よいものです。

ソーシャルメディアのアルゴリズムは、そうしたものばかりを優先的に表示するのです。

こうした現象を「フィルターバブル」と言います。

なのでSNSのアルゴリズムそのものが、人を夢中にさせやめられなくなる様なコンテンツを、どんどんと表示させる仕組みになっているのです。

「いいね」や「フォロー」の通知などのフィードバック効果

先述の通り、SNS上での「いいね」や「フォロー」などの通知は、利用者の注意や関心を強く惹きつけます。

これは、脳内の「報酬系」という神経回路に影響を与えているからだと考えられます。

脳の報酬系は、行動による体験と快楽や満足感といった感情とを結びつける役割を果たす神経回路のことを指します。

そのため、新しい通知があるかもしれないという期待感は、利用者の関心を高く維持し続けます。

他の人々からの肯定的な反応が得られる可能性があることは、誰にとっても気になるものです。

こうしたSNSの基本機能も、利用の中毒性に繋がる一つの要因と言えます。

無限スクロールとギャンブルに似た依存性

多くのSNSプラットフォームでは、無限スクロールと呼ばれる仕組みを採用しています。

ホーム画面をいつまでもスクロールし続けることができ、他の利用者の様々なコンテンツが表示されていきます。

これにはギャンブルの依存症に似た、心理的要因が働きます。

パチンコやスロット、競馬やカジノなどの依存性では、たまに当たるとそれに快感を覚え、また当たりが来るまで繰り返してしまいます。

SNSもこれとよく似ています。画面上をスクロールしていて、たまに面白いコンテンツが見つかると、脳はそれが快感に感じます。

そして、また面白いコンテンツが見つかるまで、延々とスクロールし続けるのです。

先ほども述べた脳内の報酬系が、ここでも刺激されているものと考えられます。

さらに、ギャンブルは時間と資金の制約が存在するので、ある程度の限界があります。

しかし一方、SNSは24時間いつでもアクセス可能であり、豊富なコンテンツが見放題で存在します。

その手軽さのため、あらゆる人々にとって、依存性に陥る可能性やリスクが高いと言えるかもしれません。

SNSにはギャンブルの様な金銭的リスクはありませんが、依存性に陥ることで心身への負担が大きくなり、様々な弊害が発生するリスクがあります。

SNS運営企業の主な収益源

なぜSNSは、利用者が中毒になる様に設計されているのでしょうか?

その一因として、SNS運営企業は広告収入が主要な収益源であることが挙げられます。

利用者の行動や興味に基づいて広告をターゲティングし、効果的な広告表示を提供することで収益を得ています。

そして、利用者がSNS上で多くの時間を過ごすことは、広告の表示回数やクリック率を増加させる可能性が高くなることを意味します。

そのためSNSは、利用者がなるべく長時間滞在するように設計され、中毒性のあるデザインや機能が導入されているのです。

これは特に違法なものではなく、あくまで合法的なものです(褒められたものではありませんが)。

SNSは公共サービスではありません。あくまで、営利目的の民間企業によるサービスです。そして企業の第1の目的は、収益を上げることにあります。

SNSを利用するときは、こうした事実もしっかりと踏まえておきましょう。

SNSの仕組みそのものが、利用者が中毒になる様に設計されている。

自己コントロールと健全なデジタル環境の構築

SNSをやめられない要因を理解した上で、自己コントロールを保ちながら健全なデジタル環境を構築することが重要です。

それが、充実したデジタルライフを送るための鍵です。

この理解と取り組みを通じて、SNSが私たちの生活を豊かにする道を切り拓いていけると思います。

そうしたSNSを健全に活用するための方法を、以下に提案していきます。

SNSをやめられない原因を理解することの重要性

SNS中毒のメカニズムやその影響を理解することは、健全なデジタルライフを実現する上で重要です。

この理解によって、自己コントロールを強化し、SNSの適切な活用方法を見つけ出すことが可能となっていくからです。

なので、この記事を読んでいるあなたは、すでにそのための学習を行っていると言えます。

まず、SNSの実態としての客観的な事実を把握すること、それが非常に大切なんですね。

目的を意識した利用

SNSを使用する際には、自身の目的を明確にすることが大切です。

情報収集や友人との交流、自己表現など、どのような目的でSNSを利用するのかを意識して明確化するのです。

それに合った行動を取ることで、SNSの効果的な利用が可能となります。

時間管理とデジタルデトックス

SNSは楽しい情報やつながりを提供しますが、無制限の利用は時間の浪費や集中力の低下、心身への悪影響を生じさせます。

SNS利用の時間を制限し、集中的な作業やリラックスの時間も、意識的に確保することが重要です。

スマートフォンの通知を無効にする、特定の時間帯をSNSから離れる時間とするなど、「デジタルデトックス」を取り入れることで、バランスの取れた生活を実現できます。

デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことです。

それによりストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みです。

またデジタルデトックスは、デジタルを完全に手放して生きよう、というものではありません。

より健全に、デジタルデバイスやインターネットと付き合っていくために行うものです。

週末や休暇中にSNSを制限したり、アクティビティをオフラインで楽しんだりすることで、心身のリフレッシュを図ることができます。

その様な定期的なデジタルデトックスを取り入れることで、SNSに支配されずに自分の時間を有効に活用できるようになります。

実際に、様々な大学の研究チームによって、SNSの利用時間が長いほど、うつや依存性などメンタルへの悪影響を起こしやすいことが明らかにされています。

同時に、SNSの利用を制限することで、メンタルヘルスが改善されることも報告されています。

SNSの仕組みや実態を学ぶことで、健全な形での自己コントロールをしていける。

『SNSのリアル』

まとめ

SNSをやめられない要因について、深く考察していきました。

それは様々な心理的要因や、SNSプラットフォーム事態の巧妙なデザインといった複合的な要因が影響しています。

自己コントロールを保ちつつSNSを活用するためには、そうした点をまず学んで知っておくことが重要です。

そして目的を意識した利用や時間管理、定期的なデジタルデトックスなどのアプローチが効果的です。

こうしたSNSのやめられない要因を理解し、自己コントロールを強化することは、今後ますます重要になると思います。

バランスの取れたデジタルライフを実現するために、SNSとの向き合い方を工夫していきましょう。