キアロスクーロ
《明暗の意》
1 絵画の明暗法。光と影との微妙な対照効果によって立体感を出すこと。陰影法。
2 明暗効果を主要な表現方法とした単彩画。
デジタル大辞泉
キアロスクーロをわかりやすくサクッと解説したいと思います。
キアロスクーロは主に油彩画における絵画技法です。
明暗を意味するイタリア語が由来となりました。
強い明暗のコントラストにより、作品にドラマチックな迫力を持たせる技法です。
17、18世紀のバロック美術が代表的で、特にカラヴァッジオがその様式を確立させ広まったとされています。
\意外と簡単!描いてみませんか?/
レンブラント、フェルメール、ルーベンスなども、キアロスクーロを用いた代表的な芸術家と言えます。
画面上のクローズアップしたいモチーフに、まるでスポットライトが当たっているかのように明るい色彩で描きます。
それ以外の背景となる部分を、黒に近いとても暗い色彩で描くことで、明暗の対比を際立たせました。
それにより、劇的で緊張感のある作品が出来上がります。こうしたスタイルはテネブリズムと呼ばれることもあります。
また広義では単純に明暗法のことを指します。
そもそも中世ヨーロッパとは何か?その本質からよくわかる解説!
