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『黒猫』あらすじ|エドガー・アラン・ポーが描いた狂気と罪悪感の物語

「人は、なぜ自ら破滅へと向かう行為をしてしまうのか」

エドガー・アラン・ポーの『黒猫(The Black Cat)』は、この根源的な問いを描いた世界文学屈指の名作です。

本記事では、『黒猫』のあらすじをわかりやすく紹介しています。

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『黒猫』とは

『黒猫(The Black Cat)』は、アメリカの作家エドガー・アラン・ポーが1843年に発表した短編小説です。

人間の狂気、罪悪感、そして良心の呵責を描いた作品として知られ、現在でも世界中で読み継がれているゴシック文学の傑作です。

物語は、一人の男が死刑執行の前日に、自らが犯した恐るべき罪を告白するところから始まります。

動物を心から愛していたはずの主人公は、酒によって性格が変わり、愛猫への残虐な行為、さらには妻の殺害へと突き進んでいきます。

そして最後には、一匹の黒猫が思いもよらぬ形で主人公の運命を決定づけることになるのです。

今回は、『黒猫』のあらすじを紹介するとともに、この作品に込められたテーマや象徴について考察していきます。

『黒猫』のあらすじ

※ここから先は作品の結末を含みます。

1. 動物を愛した主人公と黒猫プルート

幼い頃から動物好きだった主人公は、特に黒猫のプルートを深く愛していました。しかし、酒に溺れるにつれ、その性格は次第に変わっていきます。

2. 狂気と黒猫プルートの死

酒によって理性を失った主人公は、プルートの片目をえぐり取り、やがて首を吊って殺してしまいます。その夜、自宅は火事となり、焼け跡には不可解な黒猫の姿が残されていました。

3. 新たな黒猫との出会い

主人公は酒場でプルートによく似た黒猫と出会います。その猫も片目を失っていましたが、胸には白い毛の模様がありました。妻は猫をかわいがりますが、主人公は次第に恐怖と嫌悪を募らせていきます。

4. 絞首台の模様と妻の殺害

黒猫の胸の白い模様は、やがて絞首台の形へと変わっていきます。地下室で猫を殺そうとした主人公は、それを止めた妻を誤って斧で殺害し、遺体を壁の中へ隠しました。

5. 黒猫が暴いた完全犯罪

数日後、警察が家宅捜索に訪れます。主人公は完全犯罪を確信しますが、自ら壁を叩いたことをきっかけに、壁の中から黒猫の鳴き声が響き渡ります。壁を壊した警察は、腐乱した妻の遺体と、その頭上に座る黒猫を発見し、主人公の罪は暴かれました。

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