減らす技術は、現代社会において非常に役に立ちます。
人生をシンプルにし、そして大切なことに集中出来ます。
やることをただ増やしても、生産性は上がりません。
逆に減らすことで集中が高まり、パフォーマンスも上がるのです。
そのための実践的なコツを、詳しく紹介していきます。
やることを増やしても生産性は上がらない!
長時間労働をすれば生産性は上がるでしょうか?
睡眠を削って勉強すれば、テストの点は上がるでしょうか?
毎日ハードトレーニングをすれば、試合に勝てるでしょうか?
答えは言うまでありませんね。
オーバーワークは害でしかなく、いい結果が出ることはまずないでしょう。
疲労やストレスにより、生産性やパフォーマンスが下がることは明白です。
これは、どんな分野であろうと同じことです。
やることをただ増やしても、生産性は上がらないのです。
精神論や根性主義だけでは、パフォーマンスは上がりません。
減らすことで大切なことに集中できる!
重要なのは増やすことではなく、逆に減らすことです。
減らすことで、本当に大切なことにエネルギーを集中出来ます。
これは、楽をしろという意味ではありません。
自分にとって必要なこと、必要でないことを見極め、選択をしっかりするべきということです。
何もかもをこなすのは不可能です。どんなに優れた人でも、あれもこれもは出来ません。
自分の人生にとって、それは大切か否か。
大切でなければ、どんどん減らしましょう。
そうすることで、集中できる時間と労力がより増えますよ。
いかに自分の大切なことに力を注げるか、それが最も重要なことです。
人生をシンプルにする6つの原則!
人生はシンプルなほどいい。
結局、自分のやりたい様に生きる、それに尽きると思います。
自分のやりたいこと、夢や目標に対して、どれだけ情熱を燃やせるかです。
そんな生き方のための、6つの原則を見ていきます。
- 制限する
- 本質に迫ることだけ選ぶ
- シンプルにする
- 集中する
- 習慣化する
- 小さく始める
制限する
まずは、自分の受け入れるものに制限をすることです。
インターネットの普及以降、現代社会は、とてつもなく情報が溢れ返っていますね。
押し寄せる大量の情報の波を、すべて受け入れていては身が持ちません。
大切な価値あるものに、的を絞るのが重要なんです。
本当にしたいことをするため、
大切なことにエネルギーを集中するためです。
本質に迫ることだけ選ぶ
心から好きなものは何か?
本当にやりたいことは何か?
それは本当に必要なのか?
根元的な問いをして、自分にとって大切なことを見極めましょう。
重要でないものは、どんどん減らしていいのです。
シンプルにする
本質に迫ること以外はどんどん減らします。
そうすることでシンプルに、自分のやりたいことに集中出来ます。
シンプルにするとは、よく考えないということではありません。
むしろ逆です。
よく考えて取捨選択し、自分の人生により集中することなのです。
集中する
自分の仕事や好きなことに集中し、没頭するのは素晴らしいことです。
そういうとき時間はあっという間に過ぎます。
この周りを忘れるほど没頭した集中状態を「フロー」と言います。
これこそやるべきことです。
こういう集中状態を、なるべく日常的に設けることが重要です。
目の前の今この瞬間に集中して、全力で取り組むのが大切です。
習慣化する
習慣化する際は、ひとつのことに絞るのが大事です。
そして、小さいゴールを設定します。
小さいゴールの積み重ねで、習慣化させていくのです。
習慣にするというのは、とても強力ですよ。
日常の中で自然に続けられるというのは、凄いことです。
継続することこそ、最も強力な武器になります。
小さく始める
どんなプロジェクトやタスクも、小さく始めます。
そうすることで、やる気とエネルギーが長続きします。
いつでも何でも始めてみましょう。
できる範囲で、ほんの少しからでいいんです。
気のむくままに、気軽に始めてみるといいと思います。
失敗したっていいんです。
本当の失敗とは、失敗を恐れて自分のやりたいことをしないことです。
集中を生むシンプル実践法!
自分の人生を生きるためには、やりたいことに集中することが重要です。
まずは、上に挙げた減らす技術で時間を確保します。
断言してもいいですが、あなたにとって最も価値があるのは「時間」です。お金ではありません。
持って生まれた、限りある貴重な時間なんです。
自分の夢や情熱に集中する時間です。
大切な人と過ごす時間です。
それこそ本質的な価値を持つものです。お金で時間を買うことは出来ません。
お金自体には本質的な価値は無いのです。
これに気がつけば、人生が変わります。
あなたの貴重な時間を使って、この世に価値を生み出す。そして、みんなと分かち合う。
それが最も重要なことです。
では、その時間を有効に使うための、実践的なコツを見ていきます。
自分の大切なことに集中するために、様々なことをシンプルにしていきましょう。
- 朝一番に最も重要なタスクを片す
- メールのチェックはなるべく少なく
- インターネットは休憩時や必要な時だけ
- テレビはなるべく見ない
- SNSはなるべく利用時間を減らす
朝一番に最も重要なタスクを片す
朝は最も集中できる時間帯です。
そこで、自分にとって最も大切で重要なタスクをこなします。
最優先事項に、最も集中力が高まる時に取り組むのです。
これは、必ず習慣化するべきでしょう。
減らす技術によって生み出した時間と労力。
それを最大限に注ぐべきです。
また、朝一番としたのは、その時間帯に集中できる人が多いからです。
夜に最も集中力を発揮出来る人は、その時間帯でも構いません。
要は自分の集中力を、最も発揮出来るときであればいいのです。
そして、それを習慣化させていきます。
メールのチェックはなるべく少なく
メールやLINEなど、メッセージを頻繁にチェックするのはよくありません。
これにも制限を設けるのがいいでしょう。
まず一日のチェック回数や、見る時間帯を決めるのがいいでしょう。
朝一番に見ないのもおすすめです。
会社では一日の始めをメールチェックから、ということも多いのではないでしょうか。
これは本当によくありません。
これから活動を始めようとする一日の始まりに、メールから目を通すべきではありません。
またメールの書く量自体も減らしましょう。なるべく必要最低限で、シンプルにがいいと思います。
インターネットは休憩時や必要な時だけ
インターネットは便利なツールですが、気を付けないと時間を無限に取られ続けます。
自主的に制限を設けて利用しましょう。
休憩時間や必要なときにだけ、使うようにするといいです。
YouTubeやブログは面白いですが、何となくダラダラ見続けるのはよくありません。
そいしないと、いつまでも時間を取られてしまいます。
制限を設けて意識的に自制しましょう。
特にSNSの利用には注意が必要です。利用時間が長いほどストレスを生みやすい、という研究結果が出ています。
テレビはなるべく見ない
テレビを見る必要はあるでしょうか。
僕は個人的に、そこまで必要ないと思います。
テレビの番組は、人の役に立たないクオリティの低いものばかりです。
テレビは、人のためにあるのではなく、スポンサーの大企業のためにあります。
本当に視聴者のために作られた、良心的な番組はごく僅かだと思います。
経営陣が気にしているのは、スポンサーと視聴率です。視聴者のことなど気にしていません。
なので、テレビを見る時間は極力減らしましょう。
テレビ業界の批判なら、僕はいくらでも喋り続けることが出来ます。
SNSはなるべく利用時間を減らす
SNSの利用には最も注意して、自主的に制限を設けるべきです。
非常に便利で役立つツールですが、同時に危険性も大きくはらんでいます。
よくないハマり方をすると、心の健康に悪影響を及ぼしかねません。
アメリカの大学の研究で、SNSの利用頻度が高いほど、自己評価の低下や孤独感の増大が起きやすいことが指摘されています。
「SNSは精神的ストレスを生みやすい」
この事実をしっかり踏まえて利用しましょう。
SNSから押し寄せる大量の情報を、そのまま受け入れてはいけません。しっかりと自分で制限を設けて、コントロールしましょう。
まず、利用時間やチェックの回数を、必要最低限にするのがおすすめです。利用する時間帯を決めるのもいいでしょう。
SNSはあくまで、情報収集や情報発信のためのツールに過ぎません。
受動的ではなく、主体的な使い方を心がけるのがいいと思います。
まとめ
やることを減らすことで、全体のパフォーマンスは上がり大切なことに集中出来ます。
やることをただ増やすことは、疲労やストレスをもたらすだけです。
減らす技術とは、本当に大切なことにエネルギーを集中する、そのためのテクニックです。
自分にとって余計なことを減らし、大切なことにより力を注ぐ。
それにより、人生をより豊かで充実したものに、変えていきましょう。