人の顔は、描く対象として非常に魅力的ですよね。
しかし、全体のバランスを保ちながら描くのは、初心者のうちはなかなか難しいものです。
そこで、誰でも描けるようになる、実践的で分かりやすいコツを紹介したいと思います。
具体的には、まず頭部や顔の立体構造を把握します。
その上で、顔の各パーツの比率や位置関係を基に、顔を描いていきます。
この描き方の手順を、メイキングと共にわかりやすく解説していきます。
まずは、頭部の大まかな形状からつかみます。
人の頭部は球体とみなすのがよいでしょう。
球体の下部に顎の分の出っ張り少し加えれば、人の頭部の構造が出来上がります。
続いて顔の立体構造を把握していきましょう。
上の図で示したものが基本的な顔の立体構造です。
これをおさえておくことは、顔を描く上で重要な基礎になります。
こうしたブロック処理による面構成は、描く対象の構造を把握する際にとても有効ですよ。
顔だけでなく身体の他の部位においても同様です。
では顔を実際に描いていきましょう。
正面から見た、リアルな男性の顔を描いていきます。
円を用いたアタリの取り方ならば、初心者でも簡単に正確な顔描けます。
以上、顔を描く手順でした。
この手順で描けばバランスの取れた顔が描けると思います。
お疲れ様でした。
顔を描く際におすすめの参考書がルーミスの「やさしい顔と手の描き方
いい意味でタイトルを裏切っていて、顔の描き方を徹底解説しています。
解剖学の知見も豊富に取り入れていて、とても詳細に顔の構造を分析しています。
骨格から筋肉の付き方まで解説し、徹底して正確な描写に努めています。
書かれたのはかなり昔ですが、今読んでも十分役に立ちます。描き方の古典的名著です。
顔を描く際も、基礎基本が重要です。
基本的な立体構造や、各パーツの位置関係の把握が大切です。
そこさえ抑えられれば、誰でも正確に顔を描写出来ます。
初心者のうちは細部に囚われがちですが、実際は全体のバランスの方が遥かに重要です。
では、楽しみながら色々な顔を描いてみてください。