グリザイユをサクッと解説します。
油絵における伝統的な技法で有り、美術の世界では広く用いられています。
現在はデジタルの描画でも、似た手法がよく使われていると思います。
グリザイユ(grisaille)とはグレートーンによる下塗り、または作品そのものを指します。
単一の色相で構成される配色で、要はモノクロで描いた絵のことですね。
また、透明な絵の具を重ね塗りする際の、下塗りとして描かれます。
これは、グレージングという伝統的な手法です。
多くの場合、グリザイユは明暗を設計する準備段階として用いられます。
単色で描くことで、素早く正確に明暗が設定していけるのです。
ちなみに、グリザイユは「グレーで」という意味のフランス語です。