アラプリマの意味とは何か?分かりやすく解説します!

アラプリマ(alla prima)とは、油彩画における伝統的な技法のひとつで、一回のセッションで作品を完成させる絵画技法のことです。

つまり、絵の具が乾く前に一気に全体を仕上げることです。

油絵は乾燥が遅いので、アラプリマには適した画材だといえます。

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また、アラプリマは必然的にウェットオンウェットで描くことになります。

アラプリマとはウェットオンウェットだと認識して問題ありません。

ウェットオンウェットとは、絵の具が乾いていない濡れた状態で、さらに上から色を塗る手法のことです。

非常に素早く描けるのが特徴で、スピードペインティングのことだとも言えますね。

「ボブの絵画教室」で有名なボブ・ロスが用いているのも、まさにこれです。

デメリットは、望んでいない所で色が混ざってしまう恐れがあることです。

そうすると、狙った色味から明度や彩度が変わってしまうことがあります。

要は色が濁ってしまうのです。

なのでアラプリマを描く際は、入念な準備と全体の構図や配色の把握が重要です。

ある程度の、技術と経験が必要な技法だと言えますね。

ですが、身に付けると表現の幅がグッと広がります。

何よりバーっと一気に描けるのは、気持ちがよく描いていて楽しいです。

以上、アラプリマの解説でした。

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