中世の時代には、主君と臣下という封建的主従関係が広まりました。いわゆる封建制です。

主君は臣下に対して、保護や封土を与えます。臣下は主君に対して、忠誠や軍役を捧げます。

これは古代ゲルマン人の従士制度と、古代ローマの恩貸地制度に起源を持つとされます。

主君と臣下は、互いに補完的な関係で結ばれていました。この封建制は広く普及し、中世における社会システムの基盤となりました。

封建制度の起源は、8世紀のフランク王国の頃にまでさかのぼるとされます。

封建制度が出現した原因としては、軍事的に騎兵の果たす役割が重要になったことがあげられます。

騎兵をもちいるには莫大な費用と高度な技能が必要とされたため、軍事エリート層が誕生したのでした。

その軍事エリート層が次第に社会の上流層を形成するようになり、最終的に封主となっていきました。

封建制度はフランク王国から始まり、イタリア、スペイン、ドイツ、イングランドにも伝わっていきます。

しかし12世紀に入ると、都市の勢力が急速にのびてきたことが原因で、封建制度はおびやかされるようになり、14世紀にはその重要性は失われていきました。

中世ヨーロッパの教科書