ネット利用の中心は、やはり今でも光回線です。
最も高速で安定した通信手段だと言えます。
しかし、そもそも光回線とは何でしょうか?
そこでここでは、今さら聞けないその基本から、分かりやすく解説していきます。
基本から伝送手段に至るまで、詳しく見ていきますよ。
光回線とは何か?
光回線のケーブルの中には、光ファイバーという極細の信号線が束ねられています。
この光ファイバーを、伝送手に用いたインターネット回線のことを、光回線と言います。
光ファイバーは高速信号を長距離に伝送出来るため、デジタル通信を中心に多くの通信用途に使用されています。
1Gbpsを超える、最大通信速度の速さが特徴です。
現状の情報通信技術の中で、最も高速で安定した通信手段です。
なので光回線とは、最も速いインターネット回線のこと、と考えて大丈夫です。
インターネットの初期は、電話回線が使われていました。それはもう、とてつもない遅さです。大体56Kbpsから128Kbpほどです。そのくせ料金は高額でした。
光回線における回線事業者とプロバイダ
回線サービスには、回線事業者とインターネット通信事業者が関わります。
インターネット通信事業者のことを、プロバイダやISP(Internet Service Provider)と呼びます。
回線事業者はフレッツに代表されます。実際の回線設備を提供しています。
基地局や光ファイバーケーブル網のような、現実のインフラ設備です。
一方プロバイダは、回線をインターネットに接続する手段を提供しています。
要は、IPアドレスの払い出しですね。
交通に例えると、
回線事業者が提供しているのは、線路や道路です。
プロバイダが提供しているのは、そこを走る電車やバスです。
以前は回線事業者とプロバイダを、それぞれ別に契約する必要がありました。
なぜ光回線は種類が多い?
光回線は、なぜサービスの種類が、やたらと多いのでしょうか?
まず回線事業者とプロバイダが、それぞれ存在するので、数が多くなります。
さらに、2015年2月から、光コラボレーションが始まりました。
NTT東西による光回線サービスの卸売です。
通信設備を持たない事業者がネットワークを借り、自社ブランドでサービスを提供できるようになりました。
これにより、一層と光回線サービスの数は増えていきました。
NTTの公式サイトを確認すると、とても多くの事業者が光コラボに登録しています。
数が増えすぎて、最早カオス状態です。
光コラボにより、回線事業者とプロバイダ、それぞれ別に契約する必要がなくなりました。
光回線のメリット
光回線のメリットは、最も高速で安定した通信が出来ることです。
やはり今でも、光回線は最も速い通信手段です。
また、速度制限や容量制限がありません。
何も気にせず、インターネットが使い放題です。
ここだけの裏話。固定インターネット回線でも、通常利用では考えられない大容量の通信をすると、事業者から制限されることがあります。
光回線のデメリット
光回線のデメリットは、利用開始まで手間がかかることです。
加入後に、即日で利用を開始することは出来ません。
新規導入の際には、工事も必要です。
それにより、日数と工事費用がかかってきます。
もともと光回線が引かれている物件であれば、工事は不要です。
また、固定回線なので、自宅以外では利用出来ません。
光回線の選び方
光回線は数が多くて、選ぶのが大変ですよね。
数多くの中から、どの光回線を選べばいいのでしょう?
僕がポイントをあげるなら
- 解約金なし
- 適正価格
- 通信品質
という点になります。
まず、解約金をいまだに設けているサービスは論外です。
そして、月々の料金は安いに越したことはありません。
また、安定した通信の品質も重要です。
つまりは、ユーザーの利便性を、ちゃんと考えているサービスを選びましょう。
まとめ
光回線は、これからも重要なインターネット回線でしょう。
WiFiやスマホの爆発的な普及もあって、ネット回線は最早無くてはならない存在です。
その存在価値は一層高まっていくと思われます。