いざ実際の風景を描こうとした際に、
「ひなたや陰影の色はどうすればいいのかわからない」
そう思ったことはないでしょうか?
初心者にとっても、まず迷ってしまう点ではないかと思います。
そこでここでは、ひなたと陰影の色の決め方を、わかりやすく解説したいと思います。
ひなたと陰影の色はどう決めればいいか?
それでは、ひなたと陰影の色の決め方を解説していきます。
まず重要なのは、光と色の基本的なルールを知ることです。
基本をしっかり抑えることで、自然な色味で描くことができますよ。
- 陰影は青を混ぜる
- ひなたは明るい暖色を混ぜる
- クッキリ塗り分け、あまりボカさない
陰影の色
それではまず、陰影の色の決め方から見ていきます。
陰影の色味は、固有色に黒やグレーを混ぜたものではありません。
固有色に青を混ぜた色味になります。
太陽光は基本的に暖色の光です。
そして、「暖色の光の陰影は寒色寄りになる」
というのが光と色のルールなんです。
さらに屋外の場合は、空の青色の影響も受けます。
そのため基本的に、陰影は青みがかります。
ひなたの色
では次に、ひなたの色の決め方を見ていきます。
固有色に単純にホワイトを混ぜても、自然な明るさには見えません。
上でも言った通り、太陽光は基本的に暖色の光です。
そのため、ひなたは暖色寄りになります。
なので、固有色に明るい暖色を混ぜると、自然な色味になります。
明るい肌色の、ジョーンブリヤンという色がおすすめです。
また直射日光のライティングというのは、ひなたと陰影がクッキリと分かれます。
そのため、色の領域ごとにハッキリと塗り分けるのがポイントです。
同時に色の境界を、あまりボカさないことも重要です。
それではこれで、ひなたと陰影の色味を描くことができました。
光と色のルールを抑えることで、自然な色味を表現できる訳ですね。
『画づくりのための光の授業』はおすすめです。科学的かつ論理的に、光の効果が解説がされています。
まとめ
絵を描く際の、ひなたと陰影の色の選び方を、わかりやすく解説しました。
- 陰影は青を混ぜる
- ひなたは明るい暖色を混ぜる
- クッキリ塗り分け、あまりボカさない
というのがポイントです。
光と色のルール、その基本を抑えることが重要です。
ではご覧いただき、ありがとうございました。