油絵を始めたとき、肌色のつくり方がよく分かりませんでした。
水彩やアクリルとは大分勝手が違い、なかなかいい色が出来ませんでした。
それに参考書を見ても、ググってみても、明確な答えが載っていないんです。
これでは、油絵を始めた人はみんな困ってしまいますよね?
僕も最初はとても困りました。
そして実践を重ねる中で、とてもシンプルで有効な方法を発見したんです。
これなら、とても簡単にいい感じの肌色をつくり出せます。
シンプルな上に実用的です。油絵で人を描く際に、とても役立つコツだと思います。
ジョーンブリヤンという明るい肌色もあります。ですが、その色だけでリアルな肌を表現するのは到底無理です。
赤茶にホワイトを混ぜるだけで肌色はつくれます!
その単純な事実に気づいたとき、
「なんで誰も教えてくれなかったんだクソがー!!!」と思いました。
実際、ググっても参考書でも見たことがありません。
油絵はマイナーで、水彩などに比べると一般的ではないからでしょう。
なので、これから油絵を始める人は、このコツを知っておくと便利だと思います。
作った肌色に赤や黄色を混ぜれば、色味の調整も出来ます。
入門書としては『油絵Style & Process』がおすすめです。
では、肌色を作るのにおすすめの絵の具を紹介します。
以下の3つの赤茶色が使いやすいと思います。
また、赤茶系の色は、肌以外でもわりと良く使います。
下塗りや色味の調整、髪を描く際にもよく用います。
様々な場面で役立つので、揃えておくと何かと便利ですよ。
絵の具セットにも基本色として入っています。
実際に赤茶色から肌色をつくると、どんな色味になるのか見てみましょう。
つくり方は赤茶にホワイトを混ぜるだけです。
どうでしょう、いい感じの肌色じゃないでしょうか?
トランスペアレントレッドオキサイド、ベネチアンレッド、バーントシェンナ。
3つそれぞれに、チタニウムホワイトを混ぜてつくりました。
ホワイトを混ぜる量を変えれば、明るさは調整出来ます。
また、赤やオレンジや黄色を混ぜれば、色味の調整も出来ます。
とても簡単でいながら、実践において非常に役立ちますよ。
油絵における肌色のつくり方は超簡単です。
赤茶色にホワイトを混ぜるだけです。シンプルで簡単な上に実用的です。
是非、油絵で肌を描く際の参考にしてみてください。