描き方

油絵を描いたキャンバスをまた再利用するには?

キャンバスを再利用したい!

そう思う方も多いのではないでしょうか?実際、僕もそうでした。

キャンバスは丈夫で油絵を描くのにピッタリです。しかし、結構いいお値段がかかります。

一度描いたものを再度使えるのであれば、それに越したことはありません。

そして、油絵を描いたキャンバスでも再利用出来るんです!

詳しく紹介したいと思います。

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描いたキャンバスを捨ててはもったいない!

うまくいかず失敗した作品でも、捨ててはもったいないです。

ただでさえキャンバスは高価です。

上からまっさらに塗りつぶすことで、また描くことが出来ます。

経済的で地球にもやさしいですね。



練習を繰り返せて、費用を節約できて、エコにもつながる訳です。

描いた上から塗り潰す!

キャンバスの再利用は、油絵やアクリル絵の具の便利な長所と言えます。

アクリル絵の具の場合は、また上から塗るだけでオーケーですが、油絵は違います。

油絵は階層構造であり、下地と本塗りでは塗られているものが異なります。

そのため、単に油絵具で塗りつぶしても、その上にうまく絵の具が乗らないのです。

また、アクリル絵の具の下地剤であるジェッソは、油絵の上に塗ると剥離するので使ってはいけません。

なので、塗りつぶす際は油絵専用の下地剤を使いましょう。



油絵をはじめる入門書としては『油絵Style & Process』がおすすめです。

『油絵Style & Process』

油絵専用の下地剤で塗り潰そう!

専用の下地剤は、油絵具メーカー各社から販売されています。

ホルベインのクイックベース、マツダのキャンゾールなどがあります。

これらでまっさらに塗り潰せば、また新しいキャンバスに生まれ変わります。

絵の具を厚く塗っている場合は、スクレーパーなどで削りとってから塗りましょう。

ホルベイン クイックベース

総合画材メーカーの、ホルベインの下地剤がクイックベースです。

乾燥後は光沢のない堅牢な下地となり、上に塗った油絵具の固着・のび・発色が良くなります。

ホワイト以外にもカラーバリエーションがあります。

そして、キャンバスの再利用にも適しています。

ホルベイン クイックベース ホワイト

マツダ キャンゾール

油絵ではお馴染みのメーカー、マツダの下地剤がキャンゾールです。

固着力に優れた地塗り用塗料で、油絵具に適した下地を作ることが出来ます。

絵具のノビや発色が良くなります。

ホワイト以外にもカラーバリエーションがあります。

そして、キャンバスの再利用にも適しています。


まとめ

一度描いたキャンバスでも、塗り潰せば再利用出来ます。

その際は油絵専用の下地剤を使いましょう。

経済的で環境にもやさしいですよ。