油絵ではどんな筆を使えばいいのでしょうか?
ズバリ、油絵には豚毛とナイロン筆です!
キャンバスに描く油絵では、コシが強く丈夫な筆が適しているんです。
ここでは油絵における筆の選び方を、詳しく解説していきます。
コツや注意点、おすすめ品なども紹介しますよー。
油絵をはじめる入門書としては『油絵Style & Process』がおすすめです。
油絵にはコシの強い筆が適している!
油絵は紙ではなくキャンバスに描くのが特徴です。
そのため、丈夫でコシが強い筆が適しています。
一般的な油絵の筆は豚毛です。とてもコシが強く、弾力性のある筆です。
柔らかい筆でキャンバスにガンガン描くとすぐに痛んでしまいます。
豚毛は他の画材ではあまり使わない、油絵特有の筆と言えますね。
また、アクリルに用いるナイロン筆も適しています。
優しく細部を描く際には、水彩で用いるような柔らかい筆を用いてもオーケーです。
コリンスキーなど、イタチ科の毛で作られた筆は「セーブル」と総称されます。高価ですが、しなやかで確かな描き心地があります。
まず平筆を中心に揃えよう!
筆は平筆をメインに揃えましょう。
平筆とは、平たく幅広で穂先が四角い形状の筆のことです。
平筆はとても便利で万能な筆なんです!
絵の大部分は、平筆があればほとんど描けますよ。
また、筆はなるべく大きいものを使いましょう。大きい筆を使うのは、絵を描く際の基本です。
初心者ほど小さい筆で、細かいストロークで描いてしまいます。
なるべく大きい筆で、シンプルに大きいストロークで描ていくのがコツです。
細部は後から描けば大丈夫です。細かい部分を描くには丸筆を使います。
水彩でもアクリルでも平筆は万能です。
筆はなるべく寝かせて描け!
油絵でキャンバスに描く際は、なるべく筆は寝かせましょう。
画面に大して筆を立てて、ガシガシ描いてはいけません。
すぐに筆の穂先が痛んでダメになってしまいます。
筆はなるべく寝かせて、ソフトに描いていきます。
画面を撫でるように、絵の具を置いてくる感じです。
スラムダンクの、ボールを「置いてくる」と同じようなものです。余計な力みは捨てましょう。
おすすめはぺんてるの「ネオセーブル」!
僕はもっぱらナイロン筆を利用しています。しかも、ホームセンターでも買えるやつです。
ぺんてるの「ネオセーブル」という筆です。これが、おすすめなんです。
描きやすい上に安くて、耐久性も申し分ありません。油絵でも問題なく使えます。
もちろん、水彩やアクリルでも同様に描きやすいです。
安くて品質も十分なので、割と最強かもしれません。
Amazo○で売ってる、やたら安い筆セットはダメです!中国製で品質が最悪です。毛がバッサバサ抜けます。
まとめ
油絵で用いる主な筆は、豚毛とナイロン筆です。
キャンバスに描くので、コシの強い筆が適しているんですね。
そして、筆は平筆を中心に揃えましょう。平筆はとても万能な筆です。
また、豚毛とナイロン筆が適していますが、その他の筆を使ってはいけない訳ではありません。
ペインティングナイフや、自分の指を使ってみるのも面白いですよ。
自分に合った筆を見つけてみましょう。