人の横顔は描くモチーフとして魅力的ですよね。
そこで、初心者でも簡単に描けるようになる、描き方のコツを紹介します。
具体的には、頭部の形状や、骨格による立体構造の把握。
そして、各パーツの配置などが大切です。
しっかりと基本とポイントを抑えれば、誰でも正確に横顔を描けるようになりますよ。
メイキングと共に順を追って、詳しく紹介したいと思います。
横顔の立体構造
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_1428-1-1024x820.jpg)
横顔を描く上でも、まず顔の立体構造を把握することが重要です。
上の図で示したものが、大まかな横顔の立体構造です。
こうしたブロック処理による面構成は、描く対象の構造を把握する上で、非常に有効です。
頭部以外の体のパーツにおいても同様です。
横顔の描き方
では実際に、横顔を描いていきましょう。
円によるアタリを用いることで、初心者でも正確に横顔が描けます。
リアルなタッチの男性の横顔を描いていきます。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1193-1024x881.jpg)
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1194-1024x982.jpg)
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1197-1024x868.jpg)
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1198-1024x856.jpg)
耳の位置は円の中心と接する位置です。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1200-1-1024x959.jpg)
眉は中心線上、目はその少し下です。横から見た目は「く」の字にすると、それらしくなります。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1201-1024x1004.jpg)
鼻は耳の高さと一致します。鼻の上の輪郭線は「く」の字に窪みます。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1203-1024x902.jpg)
鼻と顎の中間です。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1205-1-1024x982.jpg)
垂直のラインよりやや出っ張ります。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1206-1024x878.jpg)
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1208-1024x966.jpg)
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1209-1024x902.jpg)
髪は頭のラインより少し膨らみます。
![](https://akira-kusaka-studio.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1210-1024x963.jpg)
おすすめ参考書
顔を描く際におすすめの参考書がルーミスの『やさしい顔と手の描き方』です。
いい意味でタイトルを裏切っていて、顔の描き方を徹底解説しています。
解剖学の知見も豊富に取り入れていて、とても詳細に顔の構造を分析しています。
骨格から筋肉の付き方まで解説し、徹底して正確な描写に努めています。
書かれたのはかなり昔ですが、今読んでも十分役に立ちます。描き方の古典的名著です。
まとめ
横顔を描く際も、大切なのは基礎基本です。
まず顔の立体構造を把握すること。
そして、各パーツの位置関係の把握が重要です。
初心者のうちは細部にとらわれがちです。
まずは基本的な構造や、全体の位置関係をしっかりと把握しましょう。
そして、何より楽しんで取り組みましょう。