油絵の具の種類は非常に豊富です。
覚え切れないほど、様々な絵の具の色があります。
しかし、便利な一方で選ぶのが大変ですよね。ホワイトだけでも、いくつもあるんですから。
そこで、おすすめの色をピックアップしてみました。使いやすく便利なものを厳選チョイスしてあります。
色の系統別にまとめて、解説レビューも付けていますよ。
油絵の具のおすすめの色!
では油絵の具における、おすすめの色を紹介していきます。
実用性や汎用性が高い色をチョイスしています。
揃えておくと便利ですよ。
入門書としては『油絵Style & Process』がおすすめです。
赤系
赤は非常に目立ち目を引く色です。アクセントカラーとして用いると効果的です。
カドミウムレッド
明るく鮮やかな赤色。不透明。発色が良くポップな色味。
アリザリンクリムゾン
鮮やかな赤紫色。ルビーの様な色味。様々な赤の調整に使えて便利。
オレンジ系
オレンジは暖かみを出す際に便利です。夕焼けを描く際にも欠かせません。
カドミウムオレンジ
明るく鮮やかなオレンジ色。不透明。発色が良くポップな色味。
バーミリオンヒュー
透明で鮮やかなオレンジ色。
ジョーンブリヤン
明るい肌色。暖色の光の調整に便利。
黄色系
黄色は様々な場面でよく使う色です。色味や明るさの調整に用います。アクセントカラーとしても効果的です。
カドミウムイエロー
明るく鮮やかな黄色。不透明。発色が良くポップな色味。
レモンイエロー
明るく鮮やかなレモン色。不透明。
イエローオーカー
落ち着いた黄土色。自然な色味で汎用性が高い。
緑系
緑は自然を描く際に欠かせません。風景画においては必須の色です。
ウィンザーグリーン(フタログリーン)
鮮やかな深緑色。エメラルドの様な色味。汎用性が高い。
ビリジアン
落ち着いた深緑色。定番とも言える濃い緑。
パーマネントグリーンライト
明るく鮮やかな黄緑色。ポップな色味。
青系
青は非常に良く使う色です。空や海を描く際や、影色の調整に用います。緑を混ぜることで、ターコイズやセルリアンといった色味もつくれます。
ウルトラマリンブルー
鮮やかで深い青色。サファイアの様な色味。発色が良く汎用性が高い。
フタロブルー
深く鮮やかな青色。発色が良く汎用性が高い。
茶色系
茶色などアース系の色はとてもよく使います。地塗りや下絵、髪色や暗部の調整などに用います。
バーントシエンナ
自然な色味の赤茶色。汎用性が高い。早く乾く。
バーントアンバー
自然な色味のこげ茶色。汎用性が高い。早く乾く。
トランスペアレントレッドオキサイド
鮮やかな赤茶色。発色が良く透明性が高い。
ベネチアンレッド
自然な色味の赤茶色。
グレー系
グレーはとても頼りになる便利な色です。よく使うので多めに揃えておくと良いです。全体の色味や明るさの調整にも用います。
モノクロームチントクール
暗めのグレー。ホワイトを混ぜればグレーの階調をつくれる。
グレイオブグレイ
中間的な明るさのグレー。
白系
ホワイトは油絵で最も消費する色です。これが無いと始まりません。大容量のものが便利です。混色による明るさの調整やハイライトに用います。
チタニウムホワイト
最も白く隠ぺい力のあるホワイト。厚塗りに適している。
まとめ
油絵の具でおすすめの色を紹介しました。本当に様々な種類の絵の具があるんですね。
まずはセットで購入して、気になる色は後からバラで足していきましょう。
上で紹介した色はどれも便利で使いやすく、おすすめですよ。
ここで挙げた以外でも、気になる色があれば気軽に試してみると良いと思います。